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池田町との包括連携協定に基づく「公営住宅リノベーション」プロジェクトで現地実習を実施しました。

2026年8月2日(日)から3日(月)の2日間にわたり、本学と包括連携協定を締結している池田町にて、「公営住宅リノベーション」プロジェクトのフィールドワークを実施しました。未来デザイン学部人間社会学科経営学専攻の坂井俊文准教授、工学部建築学科の長谷川敦大助教、3名の学生が参加しました。本プロジェクトは、建築学科4年の清野佑太さんの卒業研究として、利別地区にある築50年近い簡易耐火公営住宅のリノベーションと周辺エリアの活用方法の提案を目的としています。

【Day 1】リノベーション予定の公営住宅の現状を視察

初日は、プロジェクトの対象となる利別地区の公営住宅を視察しました。この住宅は昭和48年から49年にかけて建設されたコンクリートブロック造で、現在は老朽化が進んでおり、今後の利活用や周辺住環境の整備が課題となっています。

学生たちは実際に建物内に入り、現代の住環境と比較して天井高が低い点や、十勝特有の厳しい寒さに対する断熱性能の課題、湿気による影響などを肌で感じました。かつては多くの家族で賑わい、公園で子供たちが遊んでいたという歴史を聞きながら、単なる建物の改修にとどまらない、地域の再生に向けた視点を確認しました。

【Day 2】多様な関係者へのヒアリングを通じて、まちの未来を考える

2日目は池田町役場や地域の各施設にて、池田町職員、町議会議員、公区長、商工会、建設業協会、地域おこし協力隊OB、そして民間事業者といった多様な関係者へのヒアリングと意見交換を行いました。

地域おこし協力隊OBの方々からは移住・起業と経営の視点から、ビジネスとしての持続可能性とデザインの重要性が示されました。
また、町役場・商工会・建設業協会の皆さまとは建築的な視点から、実務的な課題や、町全体の都市計画における利別地区の位置づけについて議論しました。
長年池田町で暮らし、活動する民間事業者・町議会議員・公区長の皆さまからは地域コミュニティと福祉の視点から、生活実態に即した意見を伺いました。

学生からのコメント(建築学科4年 清野佑太さん)

「今回のヒアリングを通じて、建築的設計の視点だけでなく、経営や維持管理、そして実際に住んでいる方々の生の声を直接聞けたことは非常に大きな収穫でした。特に経営の視点を取り入れる重要性を学び、より現実的で価値のある計画に練り上げたいと強く感じています」

今後の展開

今回のフィールドワークを通じ、学生たちは建築の技術的な視点だけでなく、経営やコミュニティ維持といった複合的な視点から地域課題に向き合う重要性を学びました。今後は、ヒアリング結果を基に、11月の中間発表、そして来年の最終発表(卒業研究)に向けて、具体的なリノベーション計画とエリアデザインの提案を深めていく予定です。

北海道科学大学は、今後も自治体との連携を通じて、地域の課題解決に資する実践的な学びの機会を創出してまいります。

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