COOPERATION

寒地未来生活環境研究所

研究所について

本学では、2017年4⽉1⽇、積雪寒冷地における、持続可能な住環境の構築に資する技術の開発及び⼈々の⽣活環境を⽀援・向上することを目的に、既存の「寒地環境エネルギーシステム研究所(2012年4⽉1⽇設⽴)」と「寒地ヒューマンサポートシステム研究所(2013年4⽉1⽇設⽴)」を統合し「寒地未来⽣活環境研究所(IF)」を設⽴しました。

研究活動のフレームワーク

本研究所では、新技術の創成と社会貢献を目的とし、新たな境界領域を醸成する研究に向け邁進しています。健康・医療分野へ寄与するよう、看護・医工・情報の有機的な融合と、超領域連携による学術的イノベーションの創成を目指し、新生IF研究所の活動を2021年4月から精力的に進めています。また、寒冷地である北海道に住むみなさまへの地域貢献、若手人材育成・受託共同研究など、自治体や企業と密接な交流を図り、貢献することを使命としています。

研究テーマ例

■ 寒冷地における地域元気サポートシステムに関する研究

寒冷地に暮らす高齢者は、季節によって活動量が異なる印象があります。そこで、季節による健康状態の変動を把握することを目的に、65歳以上の高齢者を対象に年2回の測定会を実施しています。この測定から得たデータから、寒冷地における生活の仕方などの課題を明確にし、健康指導システムの構築を目指すための基礎調査を行っています。

■ 簡易型体力測定・診断システムに関する研究

健康増進や生活習慣病の予防の観点から、運動に対する関心が高まっています。しかしながら、特に就労世代では運動不足の人が多いのが現状です。そこで本研究では、身近な電子デバイスで手軽に運動機能を測定し、記録を確認することで健康管理意識を向上させるとともに、さまざまな機関と連携して運動機能の維持・向上を図り、健康寿命の延伸につなげます。

■ 医療・ヘルスケアプロジェクトに関連する研究

研究所メンバーによる、医療やヘルスケアに関連する研究を科学研究費補助金などの外部研究資金をベースに取り組む研究です。

関連分野の研究実績

科学研究費補助金を採択されているテーマを以下に示します。健康や医療分野に留まらず、工学・情報分野を融合する多様な研究です。

  • 食事姿勢への看護の構築-座位における足底接地と咬合力に焦点をあてて
  • 口腔清掃と口腔機能向上を目的とした口腔ケアの効果の検討
  • 生体内拡散光を用いた無侵襲血管性状イメージングシステムの構築
  • 尿中蛋白質・細胞の分光電気化学的検出を用いた使い捨て型バイオセンサの開発
  • 心臓核医学における心筋抽出のためのU-Netの拡張に関する検討
  • 分岐図推定を応用した生態の動的システムのモデリング手法の開発とその予測への応用

研究員紹介

所長小島 洋一郎電気電子工学科 教授
副所長宮田 久美子看護学科 教授
研究員竹沢 恵情報工学科 教授
研究員和田 直史情報工学科 准教授
研究員伊藤 佳卓電気電子工学科 講師
研究員大内 潤子看護学科 教授
研究員横山 徹臨床工学科 准教授
研究員北間 正崇診療放射線学科 教授
学外研究員合田 元清北日本港湾コンサルタント株式会社
学外研究員神山 英昇北海道大学病院 ME機器管理センター
学外研究員煮雪 亮北海道科学大学高等学校
学外研究員小島 伊織北海道室蘭工業高等学校

関連リンク

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北海道科学大学 研究推進課

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