PROGRAM

職業実践力育成プログラム(BP)

地域連携・公開講座

 2024年度の講座情報を公開しました。

文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP)とは、大学・大学院・短期大学・高等専門学校におけるプログラムの受講を通じた社会人の職業に必要な能力の向上を図る機会の拡大を目的として、大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムを「職業実践力育成プログラム」(BP)として文部科学大臣が認定するものです。

本学の履修証明プログラム「薬剤師キャリアアッププログラム」は「職業実践力育成プログラム」(BP)として認定されています。

BPの制度等の詳細につきましては、文部科学省ホームページをご確認ください。

薬剤師キャリアアッププログラム 文部科学省申請書類

薬剤師キャリアアッププログラム −履修証明プログラム−

厚生労働省に設置された「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」のとりまとめ(令和3年6月)において、「薬剤師の教育は大学卒業・免許取得で完結するものではなく、卒後の生涯研修が不可欠である。また、大学教員以外に職域に限らず薬剤師免許を持つ者も後進の育成に参画できる薬学教育の環境を作っていくことが必要である。」と報告されています。

昨今、少子高齢化の進展、自然災害の増加、新興感染症の流行などの様々な課題を抱える社会環境の中で、薬剤師に求められる役割も日々変化しています。さらに、近年は情報・科学技術の進展も目覚ましく、新たな技術を積極的に利活用することで課題を解決する取り組みも行われています。

そのため、このような社会動向、医療技術の進歩に柔軟に対応するための資質・能力を身に付けた薬剤師の養成のみならず、今後は薬剤師免許取得後も常に自己研鑽に努め、専門性を高めながらキャリアアップしていくことが臨床現場の薬剤師にも求められています。

みなさんのキャリアアップのために、ぜひ北海道科学大学の「薬剤師キャリアアッププログラム」をご活用ください。

薬学部・臨床薬剤学分野・教授、薬剤師生涯学習センター長

山下 美妃Yamashita Miki

履修証明プログラムとは

本学では、社会人向け教育の一環として履修証明プログラム「薬剤師キャリアアッププログラム」を開設しています。履修証明プログラムとは、学校教育法第105条及び学校教育法施行規則第164条の規定に基づき、大学のより積極的な社会貢献を促進するため、主に社会人等を対象とした一定のまとまりのある学習プログラムを開設し、その修了者に対して学校教育法に基づく「履修証明書」(Certificate)を交付するものです。

「薬剤師キャリアアッププログラム」の修了者には「履修証明書」を交付します。

「履修証明書」は現在政府が推進している「ジョブ・カード制度」においても「職業能力証明書(ジョブ・カード・コア)」として位置付けられており、今後、自身のキャリアアップやキャリアプランに有効に活用できます。

薬剤師キャリアアッププログラムの概要

本プログラムは、本学薬剤師生涯学習センターの講座を基盤とし、そこに臨床研究に関する入門講座を追加したプログラムとなっています。
そのため、各講座の受講により「生涯研修認定制度」の単位も取得が可能です(一部の講座を除く)。
取得した単位は、認定薬剤師の申請時に利用可能です。

教育課程、シラバス

薬剤師としての生涯研鑽の必要性を認識したうえで、今後の薬剤師に求められる資質の修得

アップデート講座

現在の薬剤師を取り巻く現状及び、今後の薬剤師のあるべき姿、求められる資質・能力について学び、薬剤師にとっての生涯研鑽の必要性と、どのように生涯研鑽を実施していくべきかを認識し、実践に移します。

  • アップデート講座は、薬剤師生涯学習センターの「薬剤師アップトゥデート講座」と同一講座です。

コミュニケーション能力の修得

臨床推論講座、スキルアップ講座

症例検討に際し、少人数でグループディスカッションを行うことで、自身の意見を論理的に他者に伝えるトレーニングとなり、薬剤師としてのコミュニケーション能力の醸成につながります。

  • 臨床推論講座は、薬剤師生涯学習センターの「[臨床推論]薬剤師スキルアップ講座」と同一講座です。
  • スキルアップ講座は、薬剤師生涯学習センターの「薬剤師スキルアップ講座」と同一講座です。

課題発見解決能力の修得

臨床推論講座、臨床研究入門講座

患者の主訴や症状、検査値をもとに、薬物療法の効果や副作用を評価し、他の医療従事者への情報提供に結びつける思考プロセスを学び、薬物療法の課題を発見し、解決に結びつける方策を探るための臨床推論スキルを身につけます。
課題発見の方法、研究計画策定、研究手法および結果の解析方法について学び、臨床研究を自身で実践し、患者の課題を発見、解決につなげるための研究能力を身につけます。

  • 臨床推論講座は、薬剤師生涯学習センターの「[臨床推論]薬剤師スキルアップ講座」と同一講座です。
  • 臨床研究入門講座は、薬剤師生涯学習センタのー「[臨床研究入門]薬剤師スキルアップ講座」と同一講座です。

薬物治療の実践的能力の修得

病態・治療講座、スキルアップ講座

代表的な疾患に関する病態・治療の基礎知識、最新の治療について学び、幅広い知識を身に付けます。
さらに症例検討を通じて、各種疾患治療へ薬剤師が関わる方法を理解するとともに、実習や演習を通して、関わり方に関するスキルを身に付け、コミュニケーション能力、課題発見、解決能力と合わせ薬物治療の実践的能力を養成します。

  • 病態・治療講座は、薬剤師生涯学習センターの「病態・薬物治療フォローアップ講座」と同一講座です。
  • スキルアップ講座は、薬剤師生涯学習センターの「薬剤師スキルアップ講座」と同一講座です。

シラバス

年間スケジュール

プログラム期間:2024年5月25日(土)~2025年1月25日(土)

修了要件(修了授業時数等)

  • 必修:32時間
  • 選択必修:計11時間以上
    • 病態・治療講座 9時間(3講座)以上
    • スキルアップ講座 2時間(1講座)以上
  • ポートフォリオ提出
  • 口頭試問に合格

連携企業・団体

  • 北海道薬剤師会
  • 北海道病院薬剤師会

企業等の意見を取り入れる仕組み

本プログラムは北海道薬剤師会及び北海道病院薬剤師会と連携して実施します。

「教育課程の編成」については、北海道薬剤師会役員、北海道病院薬剤師会役員及び本講座を担当する実務家教員からの意見を定期的に収集し、本講座の担当教員が中心となって教育課程の編成や評価を実施します。

薬剤師生涯学習企画委員会 構成員
  • 教授・准教授を中心とした本学薬学部教員
  • 北海道病院薬剤師会の現役薬剤師
  • 北海道薬剤師会の現役薬剤師

「自己点検・評価」については、北海道薬剤師会役員及び北海道病院薬剤師会役員より、職能団体としての意見を定期的に収集し、本講座の担当教員が中心となってプログラムの点検、評価を実施します。

薬剤師生涯学習センター運営委員会 構成員
  • 教授を中心とした本学薬学部教員
  • 北海道薬剤師会会長
  • 北薬会(同窓会)会長

募集要項

募集定員

定員先着20名

申込条件

実施目的を理解し、以下の条件を満たす方で、年齢は問いません。

  1. 日本国の薬剤師免許を取得されている方
  2. 心身ともに健全で、研修を受講し得ると判断できる方
  3. インターネットを使用できる環境がある方
  4. Zoom、Youtube 等のインターネットを使ったソフトウェアの基本操作ができる方
  5. 連絡用のメールを受信できる方

受講料

5万円(1年間)

講座受講期間

2024年5月25日(土)~2025年1月25日(土)
講座詳細は講座情報(年間スケジュール)をご確認ください。

受講申込

  1. 申込受付
    2024年4月1日(月)~5月7日(火)
  2. 受講登録
    申込及び受講料のお支払後、特に手続き等は不要です。システムで全開講科目に受講登録されます。
  3. 講座修得
    受講後はポートフォリオの提出が必要となります。
    また、口頭試問による審査も実施します。

申込手順

  1. 受講申し込みにはHUS生涯学習システムにログインする必要があります。
    初めて利用される方は「講座申し込み方法」を参照してください。

  2. 「HUS 生涯学習システム」にログインし左側メニューの「オンデマンド受講」をクリックし、「職業実践力育成プログラム(BP) 薬剤師キャリアアッププログラム」を選択してください。
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  3. 講座詳細画面が表示されますので、間違いがなければ「この講座を申し込む」をクリックしてください。
    再確認のメッセージが表示されます。間違いがなければ「申込を実行します」をクリックしてください。

  4. 受講料を支払うことで申込は完了します。
    受講料は年間 50,000 円となっています。
    クレジットカード、コンビニ払いが可能です。

個人情報の取り扱い

本プログラムの申込のためにご提供いただいた個人情報については、ビジネスキャリアアップ育成プログラムにおける選考及びそれに伴う事務処理に関してのみ使用いたします。

HUS生涯学習システムのご利用には、ユーザー登録が必要です。

北海道科学大学 薬剤師生涯学習センター

〒006-8585 札幌市手稲区前田7条15丁目4-1
TEL: 011-676-8689(平日8:30~17:00)
E-Mail: kensyu@hus.ac.jp