菊池明泰准教授と和田直史准教授の共同研究による教育ツールが学生にお披露目されました
2022年2月3日(木)、診療放射線学科 菊地明泰准教授と情報工学科の和田直史准教授による「VR技術を応用した医療者向け教育ツール」が診療放射線学科の学生にお披露目されました。
「VR技術を応用した医療者向け教育ツールの開発」は、公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)の「2021年度 医療機関ニーズ対応型開発補助金」に採択されたもので、菊池准教授、和田准教授のほか、VR制作業務などに携わる株式会社キシブル(札幌)、医療法人社団 みつわ整形外科クリニック(札幌)も共同で研究開発が進められました。
通常、下記の写真のように実習室を使用して行われる医療機器操作のトレーニングを、このツールを用いれば場所と時間を選ばずに1人で行うことができます。
この日は診療放射線学科の学生8名に、このツールがお披露目されました。
頭からVRゴーグルを被ると目の前に広がる鮮明なVR空間に、学生達からは感嘆の声が漏れていました。
VR空間上でモデルの関節を持ち上げ、体の向きを自由に変えることができます。
はじめは慣れないコントローラー操作に戸惑う姿も見られましたが、教員や操作経験のある学生のアドバイスを受けて徐々に要領をつかんでいる様子でした。
菊池准教授は今後の展望について「更にキシブルさんと研究を進め、よりリアリティのあるVRを構築していきたいと考えており、別の外部資金獲得に向けて次年度動き出す予定です。授業については、メインではありませんが、今年から診療画像技術学Ⅳの授業内で実習前の学内実習の練習に使えないかをまずは試す予定です。」とお話ししてくれました。
また、和田准教授は「今後もアプリのバージョンアップを進めていく予定です。授業での利用を想定して、より教育ツールとしての機能を充実させるとともに、リアルに近づける改善もしていきたいと思っています。また、アプリ内で多人数でのコミュニケーションも可能ですので、参加人数を増やしたときのテストも実施したいと思います。次年度の補助金獲得も目指しています。」とお話してくれました。
診療放射線学科 情報工学科 菊池明泰先生 和田直史先生 菊池明泰准教授と和田直史准教授の共同研究が「医療機関ニーズ対応型開発補助金」に採択されました |
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