本学学生の歩行等活動誘発のためのWebサイトデザイン開発を産官学連携で取り組んでいます
手稲をもっと知って欲しい・手稲でもっと過ごして欲しい、本学学生の歩行等活動誘発のための Webサイトデザイン開発を産官学連携で取り組んでいます。
2020年はコロナ禍が続いています。本学学生の皆さんは、感染症対策のため前期授業のほとんどが遠隔対応になり、大学キャンパスに通学する機会が減っています。遠隔授業が立て続くと、長時間椅子に座り、自宅から一歩も外出せずに一日が終わるということもあったのではないでしょうか。これからご紹介する産官学連携のプロジェクトは、コロナ禍前でも、若年層はそもそも8〜9割が散歩を含む運動習慣がない(その割合も年々増加)、そして、大学に通学していても6〜7割の学生が成人1日あたりの身体活動量の目安(歩数換算で男性9,000歩、女性8,300 歩)に達していないというデータに基づきスタートしています。
学生の皆さん、からだを動かしていますか?
本学学生としての期間は4年程度と限られたものです。学生時代を過ごす大学キャンパスや大学拠点エリア「手稲」には、学生一人一人にとって、これまでどんな愛着が育まれてきたのでしょうか。そして、今年度入学の学生たちは、これからどんな愛着を育んでいくのでしょうか。
大学と自宅を往復する日々ではなく、大学周辺や手稲エリアを広く探索して、学友や、時には地域の方とも思い出をたくさん作ってきた学生もいると思います。大学入学を機に、単身、大学周辺に引っ越してきた学生もいると思います。北海道科学大学の⻑い歴史をみれば、諸先輩方にとっても、手稲エリアで過ごした思い出がそれぞれにあると思います。そうしたことを共有・蓄積するツールとして、「手稲LOVEストーリー」というWebサイトを学生が企画しています。
大学関係者や地域の方にとっての「手稲LOVE」をきっかけに、学生の多くが手稲をもっと知り、手稲で過ごす(歩く等活動する)時間が増えるようにと活動しています。実際のサイト開設まではさまざまな段階があり、開発には時間を要していますが、現在、本学北方地域社会研究所とメディアデザイン学科の学生有志、コモノ株式会社、札幌市(手稲区保健福祉部健康・子ども課)の産学官連携体制で、遠隔システムを用いながらプロジェクトを推進させています。当Webサイトのプロトタイプのお披露目は今秋(11月上旬)です。是非ご期待ください。
学生の皆さん、防災の観点では「20kmを5時間かけて歩くことのできる体力」という指標があります。若い今だからこそ、あなたのからだの状態に目を向けてみましょう。
プロジェクト名 :
大学拠点エリアにおける大学生の歩行等活動誘発のためのWebサイトデザイン開発「(仮称) 手稲LOVEストーリー」
プロジェクト期間 :
2019年度(2020年1月)〜2022年度
プロジェクトメンバー :
北海道科学大学 北方地域社会研究所(RINC:地域におけるICT活用系・地域文化の発掘・継承 系(歩く体験と地域文脈)の融合テーマ)
北海道科学大学 未来デザイン学部 メディアデザイン学科 道尾淳子(地域デザイン)研究室
コモノ株式会社
札幌市(手稲区保健福祉部健康・子ども課)
※当プロジェクトでは、Webサイト開発や地域への取材活動に興味のある本学学生を随時募集しています(学部学科学年不問)。お問い合わせは、北方地域社会研究所研究員兼未来デザイン学部メディアデザイン学科の道尾(michio-j@hus.ac.jp)までメールしてください。
月例公開研修会の実施:
2020年4月23日(木)10:40〜12:10「Webサイト第4回開発会議:公開研修会1」
2020年5月21日(木)10:40〜12:10「Webサイト第5回開発会議:公開研修会2」
2020年6月18日(木)10:40〜12:10「Webサイト第6回開発会議:公開研修会3」
2020年7月23日(木)10:40〜12:10「Webサイト第7回開発会議:公開研修会4」
2020年8月21日(金)10:40〜12:10「Webサイト第8回開発会議:公開研修会5」
※当プロジェクト公開研修会は一般公開を前提に、COVID-19感染症対策のため遠隔会議システムを利用し実施しております。各回の実施内容は録画(YouTube)記録しておりますので、視聴希望者はお問い合わせください。
次回公開研修会の実施(予定):
2020年9月18日(金)10:40〜12:10「Webサイト第9回開発会議:公開研修会6」
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道尾淳子先生 メディアデザイン学科 北方地域社会研究所 |
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