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【講義レポート】学生が挑むAR展示制作!科学×冬スポーツ

科学技術で冬のスポーツをもっと身近に

メディアデザイン学科の専門講義「ゲームデザイン」(担当:趙 領逸教授)では、最新のAR(拡張現実)技術を活用した地域連携型コンテンツ制作に挑戦しています。今年度は2年生が対象となり、札幌オリンピックミュージアムと連携したプロジェクトを展開しました。

テーマは「科学×冬のスポーツ」。AR体験を通して、冬季競技の奥深さや科学的な視点を取り入れた新しい展示企画を学生自らが企画・開発に取り組んでいます。

ARコンテンツの企画・制作プロセス

この講義では、ゲーム的要素を取り入れたARコンテンツの設計方法を学びながら、現場の視点を取り入れるフィールドワークも重視しています。

6月には実際に札幌オリンピックミュージアムを訪れ、展示や資料を綿密に観察・調査するフィールドワークを実施しました。館内の展示の流れやスキージャンプ台の構造などを詳細に分析し、コンテンツのストーリーやUI設計、情報提示の仕方に反映させていきました。

大倉山ジャンプ競技場での調査
札幌オリンピックミュージアムを訪問

ミュージアムの展示空間に即したコンテンツを設計し、ストーリー性や操作性の高いAR体験を目指しました。

札幌オリンピックミュージアム学芸員による講評と学生たちの成果

2025年7月には、札幌オリンピックミュージアムの学芸員・山谷 和正氏をお招きし、学生によるARコンテンツ発表会を実施しました。複数の作品が「展示への応用が期待できる」と高く評価されました。

学生発表の様子
講評する札幌オリンピックミュージアムの学芸員・山谷和正氏

専門的なアドバイスとして、ジャンプ台の形状再現など現場ならではの視点も共有され、今後のブラッシュアップに役立つ知見が得られました。
また、発表後は個別相談の時間も設けられ、進路や業界についての相談など、学生にとって貴重な学びの場となりました。

AR展示は2025年8月10日(日)に公開!

学生たちが制作したARコンテンツは、2025年8月10日(日)より札幌オリンピックミュージアムで公開予定です。科学と冬のスポーツの融合をテーマに、来館者が実際に体験できる展示を予定しています。

若い世代の発想力と技術力による革新的なコンテンツ開発で、観光客・地域住民問わず楽しめる未来の展示体験となっておりますので、ぜひ現地で体感してみてください。

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