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本学学生が国際会議「LPSO/MFS2022」において「Best Poster Award」を受賞しました!

大学院 工学研究科 博士後期課程 工学専攻1年の山田小夏さんが、2022年12月11日(日)~14日(水)に品川プリンスホテルで行われた国際会議「The 5th International Symposium on Long-Period Stacking/Order Structure and Mille-feuille Structure (LPSO/MFS2022)」において「Best Poster Award」を受賞しました。

研究対象は「新しい結晶型ミルフィーユ構造材料」

山田さんの発表題目は「Deformation Behavior of Nb2Co7 as Crystal-Structure-Based Mille-feuille Structured Material(結晶型ミルフィーユ構造材料Nb(ニオブ)2Co(コバルト)7の変形挙動)」で、これまでなかなか見つからなかった新しい結晶型ミルフィーユ構造材料の提案とその変形挙動を詳細に調べた結果をまとめました。

ミルフィーユ構造材料とは

近年、ミクロスケールで原子同士が強く結合した硬質層と、比較的弱く結合した軟質層が重なった構造を持つ材料が優れた機械特性を示すことが発見されました。

これらは洋菓子の「ミルフィーユ」に例えて「ミルフィーユ構造材料」と呼ばれています。

文明基盤を支える「構造材料」の高強度化・超軽量化を実現する新概念として様々な分野への応用が期待されており、日本が世界を先導しながら研究が進められています。

研究成果はもちろん、ポスターの完成度や当日行われたプレゼンテーションとディスカッションの内容が総合的に評価され、見事Best Poster Awardに輝きました。

山田さんは社会人博士課程の学生として、会社の仕事と研究を両立させながら頑張っています。

山田さん、本当におめでとうございます!

今後のさらなる活躍を期待しています!

北海道科学大学で結晶型ミルフィーユ構造材料を研究するなら堀内ゼミ!

山田さんの所属する機械工学科 堀内寿晃教授の研究室では、ドイツのマックス・プランク研究所や北海道大学と協働で、金属材料の新たな可能性を拓くことが期待されているコバルト・ニオブ ミルフィーユ材料の研究に挑んでいます。

最先端の材料研究に興味がある方、金属材料が好きな方は堀内教授にお声がけください!