2023年度オーストラリア語学研修を実施しました
2024年2月23日(金)~3月9日(土)の2週間、学生17名と引率教職員2名の合計19名で『2023年度オーストラリア語学研修』を実施しました。
2022年度に引き続き、2度目の実施となりました。
学生たちはオーストラリアのニューサウスウェールズ州のサザンクロス大学コフスハーバーキャンパス(以下、SCU)において英語研修を受講しました。
SCUは全キャンパスで20,000人の学生を擁する国立大学で、コフスハーバーキャンパスは約1,200人の学生が在籍しており、保健医療分野、教育分野、海洋科学分野の学部が設置されています。
1.SCUでの活動
プログラム初日はオリエンテーションをおこないました。宿泊はホームステイとなるため、文化の違いについての説明がありました。日本は「空気を読む」文化であるが、オーストラリアは「speak out(声に出して言う)」文化のため、察してもらうことを待つのではなく、自分の考えや希望は必ず言葉で伝えなければならないことが強調されました。
英語クラスでは英語学習に加えオーストラリアの文化や先住民族について学びました。またバーチャルコアラホスピタルツアーの時間には、リズモアにあるコアラホスピタルの事業内容やコアラの生態、保護活動の現状について学びました。
すべて英語での授業のため、初めのうちは学生は緊張の面持ちでしたが、徐々に和気あいあいとした雰囲気となりました。



授業のほかには、Health Science学科の実習棟の見学をおこないました。
2019年に完成したばかりの建物で、スポーツ科学分野、助産学分野、作業療法学分野の実習設備を見学しました。実際に箸でビーズを移動させる訓練や、鏡を見ながら鏡に映った手を見ながら線を引く鏡映描写といった、作業療法の訓練器具などを体験しました。
英語クラスの合間のピザパーティーでは同時期に研修中だった長崎大学の学生さんと交流をしたり、プレゼンテーション発表の見学もさせていただきました。



2.アクティビティ
サーフィンレッスン
現地のセーフガードの指導の下、サーフィン体験をおこないました。
快晴の日となり、学生たちはオーストラリアの青い空と海、初めてのサーフィン体験を目いっぱい楽しんでいました。新しい経験をとおして、チームとしての連帯感が強まっていきました。



太陽光発電企業訪問
ソーラー発電企業のmega watt powerを見学しました。オーストラリアは多くの家庭にソーラーパネルを設置されており、太陽光発電が普及していることなど、日本とオーストラリアの電力発電の違いについて学びました。担当者の方から実際の太陽光パネルを用いた説明や、修理工場の見学をおこないました。
オーナーから直接起業の話を伺うことができ、女性でも情熱があれば起業がでるとお話しされており、学生たちは感銘を受けているようでした。



ビラボン動物園
カンガルーやワラビーの餌やり体験や、ディンゴやヘビの生態について解説ききながらふれあい体験をしました。特にコアラとのふれあいが思い出に残る体験となり、ふわふわの手触りに全員感激をしているようでした。



英語クラス最終日にはグループごとにプレゼンテーションを行い、オーストラリアのイベントについて英語で発表しました。
修了式では代表者が研修をつうじて得たことを発表したり、思い出のアルバムを見ながら研修を振り返りました。
最後は修了証書を授与され、研修終了となりました。



学生たちからは英語研修だけでなく、現地の先生、ホストファミリーとのコミュニケーションをつうじて異文化理解を体験できるとても良い経験になったとの感想がありました。
学生たち本研修を通じて日本の外から客観的に日本人、日本の文化を見つめなおす良い機会となったようでした。
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