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お知らせ

未来デザイン学部の学生が余市町にて「ソーシャル×散走」企画コンテストの凱旋報告会を行いました

2023年3月7日(火)余市町余市駅に隣接するエルラプラザにて、「ソーシャル×散走」企画コンテスト(株式会社シマノ主催、2022年9月末応募〆切、11月26日最終審査会)に応募した2チーム・2企画の凱旋報告会を行いました。

「ソーシャル×散走」企画コンテストとは
エコな乗り物である自転車で、地域の魅力やストーリーを楽しむ散走は人や地域に優しい暮らしに通じているという考えのもと、株式会社シマノ主催により、社会課題の解決に関心の高い学生を募り、”環境・交流・健康”をテーマに持続可能な地域社会を育む散走企画を募集し実施しているものです。

「散走」とは
自転車で散歩するように、価値あるモノ・コトをめぐり、その場所、その時間ならではの出会いや発見を楽しむスタイルです。αキーワード:地域・伝統・歴史・食・文化・四季・自然など

学生発表は、未来デザイン学部2学科混成の3年(当時)4名(メディアデザイン学科 阿部結さん・尾崎愛生さん・武山将太さん、人間社会学科 榎戸友哉さん)のチームと、メディアデザイン学科単独の3年(当時)6名(加藤嶺花さん・松本妃菜さん・武田麻衣さん・平吹鷹也さん・船水遼さん・和久井有紀乃さん)のチームの各代表者が行いました。

余市観光協会が2022年4月よりレンタサイクル事業をスタートしたことをきっかけに、同コンテストの対象地域としてメディアデザイン学科道尾淳子准教授が同協会に協力依頼したことがご縁です。

フィールドワークは主に8月・9月に実施。

既存の観光ルートの体験にとどまらず、町のカフェ、リキュール店、鮮魚店、農家さん、ワイナリー、キャンプ場、博物館と、山あり海あり、果物あり海鮮あり、見どころの詰まった余市町に何度も訪問して企画内容を整理し、各訪問先では、学生が町の皆さんに取材活動を行い、人と人との繋がりを得ました。


企画タイトル:みっけて余市(大賞受賞)

  • チームメンバー
    • メディアデザイン学科 阿部結さん・尾崎愛生さん・武山将太さん
    • 人間社会学科 榎戸友哉さん

最終審査会で大賞を受賞。地域が用意する交流マップと散走参加者の視点が記載された「交換マップ」のやりとりが高く評価されました。

観光客(散走客)が安心して地域交流を図ることができるようなオリジナルイラストによる人物紹介のツールと、散走参加者が自身の散走を通じて出会った地域の魅力を地図に残して帰る、そして、住民の移動拠点でもある「余市駅」に掲示して一般公開する、また新たな地図バージョンに生かされるという、一連の流れに共感が集まりました。


企画タイトル:yofukashiYOICHI -よふかしよいち-

  • チームメンバー
    • メディアデザイン学科 加藤嶺花さん・松本妃菜さん・武田麻衣さん・平吹鷹也さん・船水遼さん・和久井有紀乃さん

「お酒の町・余市」というイメージを前提に、自転車利用に宿泊プランを組み合せました。

惜しくも最終審査会に進むことができませんでしたが、その後さまざまな関係団体との振り返りで、そのネーミングセンスと波及性に対し高い評価を得た企画です。その中でも「余市フレンドリーマーク」という散走サービスの見える化の提案に注目が集まりました。


当日会場にお越しいただいた住民の皆さまからは、両チームの企画書の出来栄えにまずは賞賛のコメントがあり、また今後、余市観光協会と連携し企画が必ず実現されるよう要望が挙がりました。余市町でお世話になった皆さまに企画を直接ご報告することができたと同時に、余市観光協会、余市町役場の関係者様との繋がりを深めることができました。

新年度からの活動展開も大変楽しみです。

(下記4画像は当日前半に行なったニッカウヰスキー余市蒸留所とリニュアールされた同施設ミュージアムの様子。)