宮坂建設工業×都市環境学科　産学連携が実現 |測量実習レポート

「建設業の存在意義と測量技術の進化」と題して、建設業界を取り巻く課題や、新たな取り組みとして建設業界で導入が進められているi-Construction（アイ・コンストラクション）に関する講義を受講した後、実際の測量機器を使って測量体験を行いました。

講義終了後は、体育館へ場所を移し、地上型レーザースキャナーや、ドローンを使った写真測量の技術について、実演を交えて解説していただきました。
また、最新機器「杭ナビ」を活用し、あらかじめ登録してあるデータを基に座標を確認しマーキングをしていく作業（ワンマン測量）の体験を行い、マーキングしている点で本学マスコットキャラクターの「かがくガオー」を描きました。作業終了後、マーキングしたイメージとＡＲでの確認を行い、タブレットで立体的な「かがくガオー」が映し出されました。
写真撮影では、実物のかがくガオーも登場しARと実物の共演となりました。

昼食は、宮坂建設工業株式会社が有する災害時の炊き出し車両で調理されたカレーが振る舞われました。学生たちは、おいしいカレーで午後の実習に向け英気を養っていました。

また、今年は実際の工事で使用した3D模型の常設展示も行われました。
水道管等の仕組みを確認することが出来る3D模型を見ると、地面の下がどのようになっているか、地下にはどんな管があるのか等を細かく確認することが出来ました。

実習の最後は、計測した測量データの確認と実際の工事現場での実例について詳しく解説していただきました。また、これからの建設業についてのお話もいただき、学生にとって建設業の未来について考える良い機会となったのではないでしょうか。

実習後は都市環境学科の学生と宮坂建設工業株式会社の皆様と懇親会を開催しました。
実際の現場の様子や、就職のことなど、貴重なお話を聞くことができ、学生にとって有意義な時間となりました。

都市環境学科では、今後も企業と協力して、より実践的な授業の機会を設ける予定です。

宮坂建設工業株式会社の皆様、この度はご協力いただきありがとうございました。