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メディアデザイン学科にて外部講師を招き、特別講義を開講しました

メディアデザイン学科の地域連携型プロジェクトとして現在進行中のVRコンテンツ制作の講義において、現役の専門家を招いた特別講義を実施しました。

札幌市を拠点にVR・AR・3Dコンテンツおよびアプリ開発を行う企業「アシストワーク」(https://assistwork.jp)より、代表取締役の種谷 良伸氏とプログラマーの小山 篤史氏をお迎えし、メディアデザイン学科の講義「ゲーム制作II(趙 領逸教授担当)」にて、学生たちが取り組んでいるVR展示コンテンツの中間発表に対して実践的なコメントをいただきました。  
今回の学生プロジェクトは、2025年8月10日(日)に札幌オリンピックミュージアムにて公開を目指している「小学生向けのVR体験展示」に関するもので、ジャンプ競技や札幌の自然・歴史に関する情報を、没入型のVR空間を通じて楽しく学べるようにデザインされています。
学生たちは自ら設計したシナリオ構成やユーザー導線、VR空間における演出設計などについてプレゼン形式で発表しました。

種谷氏からは「ストーリー性と没入感の設計に意欲が感じられる。体験の流れを明確にできれば、より実用性が高まる」との講評があり、小山氏からも「VRでは操作のしやすさや感覚的理解が重要。技術だけでなく、体験者の視点に立った設計が大切」と、開発者ならではの実践的なアドバイスが寄せられました。  
一方で、「技術や創造性と同じくらい、締切を守ることが信頼につながる」といった現場目線での助言もあり、講評の締めくくりには「どんなに良い企画でも、期限に間に合わなければ完成しない」という、制作スケジュール管理の重要性も強調されました。

学生たちは真剣な表情でフィードバックを受け止め、「プロの視点からの指摘によって、完成に向けた課題が具体的に見えた」、「実際の施設で展示されるという責任感がより強まった」といった感想が聞かれました。
今回の経験を糧に、8月の公開展示に向けて、より完成度の高いVR体験の実現を目指していきます。
メディアデザイン学科では、今後も学外の専門家との連携を通じて、地域社会とつながる創造的な学びの場を広げていきます。