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速く走るコツをチェック!基本フォームと練習で差をつけよう

科学2026.05.21

この記事について

運動会や体育の授業でかけっこがある日、「もう少し速く走れたらいいのに」と思ったことはありませんか?
「がんばって走っているのに、なかなかタイムが良くならない…」と悩む人も多いかもしれません。

実は、速く走るためには、体力や運動神経だけでなく、正しいフォームや走り方のコツを知ることが大切です。

そこで今回は、速く走る方法について、基本のフォームからコツ、練習方法までわかりやすく紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください!

このコラムは、私が監修しました!

北海道科学大学 保健医療学部 理学診療法学科

教授佐藤 洋一郎Sato Yoichiro理学療法学・リハビリテーション科学

私は、ヒトがどうやって身体を動かしているのか。どうやってバランスをとって転ばずにいられるのか。練習をしたらどうやってスキル(技能)が身につくのかなど、身体の動かし方についての研究をしています。

最近は、「注意」という集中力などに関連する認知面の研究も始めています。

研究を始めることになったのは偶然であり、人との出会いからでしたが、今思えば、小さいころから色んなことに「どうして?」と疑問をもつ子どもだった記憶があります。
研究をして知らなかったことを知ることができたり、深く考えたりすることにおもしろさを感じています。

速く走れないのは姿勢(フォーム)が原因かも!

「がんばって走っているのに速く走れない…」と感じるときは、走るときの姿勢や体の使い方に原因があるかもしれません!

速く走れない原因としては、次のようなことが考えられます。

  • 走る姿勢(フォーム)がくずれている
  • 体幹が安定せず、余計な力を使っている
  • 地面をけったときの力をうまく使えていない

それぞれ詳しく解説します。

原因① 走る姿勢(フォーム)がくずれている

速く走れない理由として多いのが、姿勢のくずれです。
背中が丸くなっていたり、あごが上がっていたりすると、体の動きがバラバラになってしまいます。

そのような姿勢では、力をムダに使ってしまい、スピードが出にくくなります。

原因② 体幹が安定せず、余計な力を使っている

速く走るためには、「体の動かさない部分(体幹)の安定」と「体の動かす部分(手足)の動きの良さ」が大切です。
体の中心である体幹がしっかり安定することで、手足をバランス良く動かすための土台が整います。

体幹が安定していないと、走るたびに体が左右にゆれて余計な力を使ってしまうので、速く走れません。

原因③ 地面をけったときの力をうまく使えていない

走るとき、「強く地面をけろう」と思っていませんか?
でも、ただ強くけるだけでは、速く走ることはできません。

足が地面についたときの反動力を、前に進む力にうまく変えることがポイントです。
これができると、ぐんと走りやすくなります。



では、具体的にどのように走れば良いのか、次で詳しく解説します。

【速く走るコツ】基本のフォーム

バトンを持って走る男児

速く走るためには、「体のバランスを整えること」と「足が地面についたときの反動の使い方」が大切です。
基本のフォームを順番に見ていきましょう。

体のバランスの整え方

まず大切なのは、正しい姿勢です。
足の裏・腰・肩・頭が、まっすぐ上に積み重なるイメージで立ってみましょう。
これが、速く走るための土台になります。

走っているときも、この姿勢をくずさないことがポイントです。
あごを少し引いて、前を見るようにすると安定しやすくなります。

走る前に姿勢をチェックするくせをつけると、自然ときれいなフォームが身についていきます。

足が地面についたときの反動を使った走り方

地面を強くけろうとするよりも、足が地面についたときの反動を使って前に進むイメージを持ちましょう。

なわとびのように、正しい姿勢で軽くはずむように走るのがコツです。

腕のふり方

腕の動きは、走る速さにとても大きく関係します。

腕をしっかりふると、足も速く動きやすくなります。

ひじを曲げて、うしろに引くようにふるのがポイントです。
うしろで腕がのびきらないように気をつけましょう。

手はぎゅっとにぎるより、軽くひらくくらいの方が力を入れすぎずに動かせます。
体幹を安定させながら、前後に大きく動かすことを意識しましょう。

ひざ・足の動かし方

速く走るためには、ひざを前にしっかり出すことが大切です。
太ももをおへそのあたりまで上げるイメージで動かしてみましょう。

また、足は体の真下に着くように意識します。
足が前に出すぎると、ブレーキがかかってしまいます。

「足を前に出す」というより、「ひざから前に運ぶ」イメージで走ると、自然と良い位置に足が着くようになります。

【速く走るコツ】実践テクニック

基本のフォームができてきたら、次は走るときのコツを取り入れてみましょう。
スタートからゴールまでの動きを意識すると、タイムはさらに良くなります。

スタートダッシュのコツ

スタートの一歩目は、とても大切です。
スタート前は、体を少し前にたおして準備しましょう。

うしろの足はつま先で立ち、前の足に体重をのせるのがポイントです。

スタートしたら、大きくふみ出しすぎず、足を速く動かすことを意識しましょう。

スピードを上げるときのコツ

スタートのあとは、少しずつ体を起こしてスピードを上げていきます。

速さは、「足の回転の速さ」と「一歩の大きさ」で決まります。
足を速く動かしながら、体ごと前に進むイメージを持ちましょう。

足は、体の真下あたりにつくようにしましょう。
前に出すぎると、スピードが落ちてしまうので気をつけてください。

また、地面に足がついている時間を短くすると、足の動きが速くなり、スピードアップにつながります。

自分に合ったリズムを見つけることが、速く走るコツです。

速く走るための練習方法と練習のポイント

フォームやコツを身につけるには、ふだんの練習が大切です。

速く走るための練習方法

おうちでもできる練習を紹介します。

なわとび

なわとびは、姿勢と足のバネをきたえるのにぴったりです。
体をまっすぐにして、リズムよくジャンプしましょう。

地面を強くけるより、ポンポンと軽くはずむイメージが大切です。

もも上げ

その場でひざを高く上げる練習です。
背すじを伸ばして、ひざをしっかり上げましょう。
リズム良くくり返すことで、足の動きが速くなります。

ランジウォーク

大きく一歩ずつ前に進む練習です。
足を交互に出しながら進みましょう。
ひざとつま先が同じ向きを向くようにすると、安全にできます。

体の中心(体幹)をきたえるトレーニング

あお向けにねて、足をゆっくり上げ下げする運動もおすすめです。
おなかに力を入れて、体がぶれないように動かしましょう。

体の中心が安定して、走りやすくなります。

練習するときのポイント

いきなりたくさん練習すると、体を痛めてしまうことがあります。
週に2〜4回くらいを目安に、無理せず続けましょう。

体が痛いときは、しっかり休むことも大切です。
あせらず、少しずつ続けていきましょう。

速く走るコツと練習方法を知って実践しよう!

速く走れないときは、姿勢(フォーム)や体の使い方に原因があることが多いです。

姿勢がくずれていると、体の動きがバラバラになり、力をムダに使ってしまうため、スピードが出にくくなります。
また、体の中心(体幹)が安定していなかったり、足が地面についたときの反動をうまく使えていないことも、速く走れない原因です。

速く走るためには、体を正しい姿勢に保ち、軽くはずむような動きを心がけることが大切です。
腕はしっかり前後にふり、ひざを前に出して、足は体の真下につくように意識しましょう。

スタートでは体を少し前にたおし、細かく速い動きで加速します。
走り出したあとは、リズムよく足を動かして自分に合ったペースを見つけましょう。

なわとびやもも上げなどの練習を続けることで、速く走るための土台となる動きが身につきます。
速く走るコツを知って、無理をせず練習を続けることが速く走る近道です。

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