第5回病態・薬物治療フォローアップ講座を開催しました

2020年2月9日(日)、北海道科学大学サテライトキャンパスにおいて、第5回病態・薬物治療フォローアップ講座を開催しました。受講者は、会場受講21名、ネット受講97名でした。

　

 

今回は「肺がん」をテーマとし、国立病院機構北海道がんセンター 呼吸器内科・がんゲノム医療センターの横内浩先生と同薬剤部の玉木慎也先生に、医師、薬剤師それぞれの立場からご講義いただきました。

 

横内先生からは、肺がんの疫学、非小細胞肺がん及び小細胞肺がん治療について、肺がん診療ガイドライン2019年版を元に組織型、臨床病期及び遺伝子異常毎の診断と治療戦略について解説がありました。特に、非小細胞肺がんのドライバー遺伝子異常に基づく分子標的薬の選択や、PD-L1陽性細胞などの免疫療法の使用など、サブグループ別方針について、エビデンスと実際の症例提示を交えながら詳説いただきました。

玉木先生からは、副作用マネジメントについて、間質性肺炎、皮膚障害、下痢及び免疫チェックポイント阻害薬による多様な免疫関連有害事象について詳説いただき、エビデンスを交えながら日本における対応のコンセンサスについて紹介されました。

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