平成29年11月24日

北海道科学大学公開講座を開催しました

平成29年11月16日(木)、北海道科学大学講義棟(G棟)において、北海道科学大学公開講座を開催しました。

この公開講座は、本学開学50周年を記念して行われているもので、前田キャンパスにある北海道科学大学・同短期大学部・北海道薬科大学のすべての学科より各1回、全15回の講座を予定しております。

第9回の今回は、情報工学科の川上敬教授による「人口知能の進化で変わる医療・福祉の未来」をテーマとする講義を行いました。

川上教授は講義の中で、レントゲンやカメラ、病理検査など様々な場面で画像情報が多く利用されている医療現場ではAIが活用できる場面が増加しており、患者データをAIにかけることで、蓄積された膨大な判断材料から適切な治療方法を導くことにも成功しているとのお話がありました。

また、日本の医療の現状まで話が及び、日本ではCTの台数は多いものの読影する医師が不足しているため、検査結果をすぐに判断できないことも多くあることから、川上教授は診療放射線学科の菊池明泰准教授と病院・ベンチャー企業等と共同で、判断の一部をAIに行わせるなどの研究や、北海道薬科大学(2018年4月、北海道科学大学と統合)の櫻井秀彦教授と、調剤過誤をなくすシステムの共同研究にも取り組んでいます。