
GRADUATE PROGRAM
専攻科
本専攻科では、学部教育で修得した看護学及び看護実践に関する専門的な知識や能力を基盤として一層深化させ、地域の健康課題を明確化し公衆衛生看護を展開する能力を身に付け、地域保健活動において中核的な役割を果たす保健師を養成します。
100%
公衆衛生看護学専攻科の就職率
※就職希望者に対する就職率です。
37.5%
62.5%
<道内>
札幌市、小樽市、千歳市、北斗市、函館市、苫小牧市、砂川市、倶知安町、長万部町、今金町、厚沢部町、七飯町、むかわ町、本別町、標茶町、美幌町、上砂川町、妹背牛町、和寒町、増毛町、道立保健所
<道外>
埼玉県、愛知県、十和田市
産業保健機関、地域包括支援センター、医療機関
4年制大学を卒業した看護師免許取得者を対象にした保健師養成課程です。
本専攻科では、教育課程の編成及び実施の方針のもと、体系的に教育課程を編成する観点から履修の順序に配慮し、授業科目を設定しています。
「専門基礎科目」及び「専門科目」はすべて必修科目とし、各科目群における教育目標に応じた授業科目を配置することにより、公衆衛生看護学実践に必要となる理論や知識と応用力及び実践力を身につけることが可能です。
実験法、質問紙法、フィールドワーク、インタビュー法などの実践的研究法を学習し、公衆衛生看護学実習で体験する健康教育などを事例として、計画、実施、評価における一連のプロセスを実践的研究としてまとめ、学内で発表を行います。
実習場所:常設子育てサロンあそべばい~しょ♪、手稲区地域包括支援センター、北海道科学大学高等学校、北海道警察等
公衆衛生看護活動における個人とその家族を対象にした「支援方法」を学修するために、高齢者と母子の事例への継続的な家庭訪問を実施し、個人と家族の看護過程について、継続的に展開する能力を修得します。
また、学校・産業の場で行われている保健活動を学び、地域で生活するすべてのライフステージにある人々の健康を、途切れなく継続的に支えるケアシステムと保健師のコーディネート機能について学修する。
実習場所:小樽市保健所、北海道江差保健所と管内市町村※
実習受け持ち地域の地域看護診断を行い、「地域を看護の対象として捉えて援助する能力」を学修するために、行政において展開されているさまざまな看護活動を体験し、公衆衛生看護活動の基本的な知識及び方法・技術を修得するとともに、保健師として地域を看る統合的な能力を修得します。さらに、関係機関や住民との連携や協働の場面を通して、ヘルスプロモーション活動について体験し、保健師として自律して実践できる統合的な能力を修得します。
地域で生活する個人、家族についての支援について学びます。紙上事例を用いて支援計画を立案し、家庭訪問のロールプレイを行います。また、家庭訪問で必要なコミュニケーションスキルとして、コーチングや動機付け面接についても学習します。実際にお母さんと赤ちゃんに来ていただいたり、助産院の見学などを通して、計測や発達の確認、子育てについて実践的に学び、継続支援実習での家庭訪問を展開する力を修得します。看護師免許を取得している強みとして、学生だけで家庭訪問を行い、実践力を重視しています。
地域社会を一つの看護の対象として捉えた看護過程の展開方法を学びます。地域を概観するための地区視診や、地域のアセスメント、地域の健康課題に対する地域社会を支援するための事業の立案について、グループでデータを収集・分析し、プレゼンテーションを行います。実習地域のデータを用いて実践的に行い、公衆衛生看護学実習での取り組みにつなげ、地域を支援する力を修得します。
前期に保健医療福祉行政論として、行政のしくみや法的基盤について学び、後期の保健医療福祉政策論で自治体における保健師が担う施策化について学修します。公衆衛生看護学実習で行った地域看護診断をもとに、健康課題解決のための事業計画を立案し、事業の実現に向け上司に事業の必要性・効果を説明することを想定したプレゼンテーションを行います。
ライフサイクル別活動論では、ライフサイクル別に地域で生活する人々の健康を保持増進、疾病の早期発見と予防のための支援について学びます。健康課題別活動論では、精神障害者や難病、感染症に対する支援、地域における健康危機管理について学びます。感染症集団発生時の対応として疫学調査や消毒方法について演習を行ったり、自然災害発生時の対応として、避難所運営ゲームを通して、実践的に学びます。



本専攻科では、保健師国家試験受験資格のほか、保健師免許の取得後に「第1種衛生管理者(要申請)」と「養護教諭2種免許状(条件あり)」の取得が可能となります。
保健師資格取得者は、申請することにより資格を取得できます。
保健師資格取得者は、「養護に関する科目」及び「教職に関する科目」の単位は不要となり、以下に示す各2単位の修得が条件で免許状が交付されます。なお、未修得の入学生は、学部配当科目の履修により修得可能です。
学費については以下ページでご確認ください。
学生募集要項は、上記資料請求ページにてデジタル版を公開しています。
郵送をご希望の方は、上記資料請求ページ内の資料請求フォームよりお申し込みください。
TEL:0120-248-059(月曜~金曜(※本学休業日を除く)9:00~17:00)
メール:nyushi☆hus.ac.jp(送信の際、☆を半角の@に変えて送信してください)
公衆衛生看護学専攻科では、人材養成の目的及び地域保健を担う保健師に求められる専門的知識や能力を兼ね備え、所定の単位を修得した学生に保健師国家試験受験資格を付与し、修了証書を授与する。
公衆衛生看護学専攻科では、修了証書授与方針に掲げた公衆衛生看護を実践する能力を有する保健師を育成するため、以下のとおり教育課程の編成及び実施の方針を定めます。
公衆衛生看護学専攻科では、地域保健活動において中核的な役割を果たす保健師を養成します。
そのために以下のような資質・能力・意欲を持った学生を受け入れます。