
FACULTY

機械工学科
子どもの頃からモノ作りや機械いじりが好きで、将来は機械工学を学んでエンジニアになりたいと思い、大学進学を決めました。
北海道科学大学を選んだ理由は、工作機械が充実していることと、就職率の高さです。機械工学は座学だけでは身につかない部分も多いと考え、在学中はさまざまな工作機械に触れて、機械加工の手法を学びました。
私は材料システム研究室に所属していたため、旋盤やボール盤、フライス盤といった基本的な工作機械に加え、3Dプリンタや半自動溶接機、プラズマカッター、SEM(走査型電子顕微鏡)など、多様な機械の操作を経験することができました。
弊社は、鋼材の圧延工場に欠かせないローラーガイドの設計・製造・販売を行っている会社です。
ローラーガイドとは、圧延鋼材の進行方向に左右対称に複数のローラーを備え、そのローラーで圧延鋼材を抱合して圧延ロールに誘導する装置です。
私は技術部に所属し、主に部品の製作図面の作図と、製品の修理に伴う分解や修理箇所、修理方法の検討を行っています。
図面を作図している日もあれば、工場で製品を分解して寸法を測る日もあり、学ぶことが多く大変ですが、とてもやりがいを感じて楽しく仕事に取り組んでいます。
組み立てが完了した製品を見たときに、特にやりがいを感じます。
弊社のローラーガイドは、お客様の工場設備に合わせて設計・製作するオーダーメイド品のため、毎回製品の内容が異なります。設計の際は、製品に求められる仕様をしっかり理解したうえで、加工性・組立性・整備性などを考慮しながら作図しています。作図した図面をもとに部品が製作され、工場で組み立てられた製品を見ると、大きな達成感があり、とてもやりがいを感じます。
作図の際は、2DCADや3DCADを必ず使用するため、大学で受講した製図や2DCAD・3DCADの授業が役に立っています。
仕事で使うソフトは大学時代とは異なるため、直接的に経験を活かせているわけではありませんが、製図や作図の基本、CADの知識は現在の業務に活かされています。
また、大学時代にさまざまな工作機械に触れた経験から、機械加工の様子をイメージできるようになり、加工上無理のない設計を心がける考え方の基礎を築くことができました。
休日は彼女とのんびり過ごすことが多いです。
一緒に温泉に行ったり、買い物に出かけたりすると、気分がリフレッシュされます。
一人の時間には、読書やプラモデルの組み立てを楽しんでいます!
仕事とはまた違った形のモノづくりをすると、有意義な時間を過ごせたと感じられます。
一人前のエンジニアとして会社で活躍することが目標です。
入社してまだ日が浅く、知識や経験が不足しているため、どんな仕事でも先輩や上司を頼ることが多い状況です。
しかし、さまざまな業務に携わりながら教わった知識や技術をしっかり吸収し、経験を積んでいきたいと思います。
そして、お客様のためにより良い製品を作れるエンジニアを目指して努力していきます。
やりたいことがあれば、まずは何でもやってみるといいと思います。
困ったときは必ず誰かが助けてくれるので、とにかくチャレンジすることが大切です。
誰かに助けてもらった分、あなたも誰かを助けて、そのチャレンジを応援してあげましょう!
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