FACULTY
卒業生インタビュー
理学療法学科
患者様の生活背景を知り、どのように元の日常生活を送れるかを考えています！
- 熊谷 好花 さん
- 医療法人北海道整形外科記念病院 リハビリテーション部 理学療法学科2020年卒業 北海道遠軽高等学校出身
本学に進学を決めた理由を教えてください。
中学時代の部活動で膝を痛めてしまい、リハビリをしたことをきっかけに理学療法士になると志しました。
北科大のオープンキャンパスに何度か参加しましたが、理学療法学科の先輩方や先生方の楽しそうな雰囲気が印象的でした。また、一対一で先生とお話しをする機会がありました。その際に言われた「勉強はすごく難しいけど、強い精神力と高い志がなければ白衣を着て人の命は守れないよ」という言葉と熱意に感動し、その言葉に応えるべく絶対にこの大学を受験すると決めました。
現在の仕事内容を教えてください。
整形外科の病院に勤務しており、入院患者様、外来患者様の全身のあらゆる疾患のリハビリを行っております。患者様の職業や家屋状況、家族構成などの背景を考えつつ、どのように元の日常生活を送れるかを考えています。誰ひとり同じ人はいないため、患者様一人一人目標も違います。その目標に向けてどのように進めていくべきかを、医者や看護師、ソーシャルワーカーの方々などと情報を共有し、時には話し合いをしております。
また、院外活動として高校の部活動のトレーナー活動を行っております。練習や大会に帯同し、怪我の予防や処置、復帰のためのトレーニングやストレッチ指導、テーピングを行っています。あらゆる分野で活躍ができるのは理学療法士の魅力だと思います。
学生時代の学びで役に立っていることは？
4年間の勉強は簡単だったとは言えません。友人達と一緒に努力し続けたことは、現在の自信にもつながっています。
本学ならではの、学生プロジェクトを支援していただく「夢プロジェクト」という企画に参加しました。その中で公開講座や勉強会の開催など様々な活動を主体的に行いました。加えて、メディカルチェックや体力測定会など、4年間を通して多くのボランティア活動に参加させていただきました。理学療法士にとってコミュ二ケーション能力や自主性、向上心は重要な素質だと思います。それらが在学時代の様々な活動の経験から培うことができたと思います。
この大学で学んで良かったことは？
縦と横のつながりが強く、先輩や後輩との交流が多くあることがこの大学の良さだと思います。勉強だけではなく、学科行事も多くありました。また、先生方との距離も近く、熱心に親身になって接してくれました。その繋がりは社会人になった今でも続いているため、この大学で本当に良かったと感じております。
一生懸命勉強に励み、時にはたくさん遊んで、思い出すたびに4年間充実していたな、本当に楽しかったと思えるような大学生活でした。
仕事のどこにやりがいを感じますか？
この仕事は、患者様はもちろんですが、そのご家族の方々を含めて多くの人との関わりがあります。その中でどう自分自身がサポートできるのか、日々試行錯誤をしながら励んでいます。たくさんの出会いがあって、患者様の笑顔を見られた時、「ありがとう」や「熊谷先生のおかげで〇〇できるようになったよ」と言っていただいた時は心から嬉しいです。リハビリが終わっても会いに来ていただいたこともあります。直接「ありがとう」を言っていただけることは、理学療法士として、働いていて幸せだなと感じます。
これからの目標を教えてください。
経験を重ねるごとに、担当する患者様の人数や、疾患の数は増えています。初心に戻り、改めて患者様一人一人と向き合うことが一つの目標です。患者様の生活背景を含めて、今自分が何をすべきか、どう接するべきか、これからどうしていかなければいけないか、身体だけではなくて精神面にも深く関わっていけるようにと思っております。
私は理学療法士という仕事が大好きです。自分の武器として、これからは視野をさらに広げて、他分野の知識をつけられるよう精進していきたいと思っております。
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