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卒業生インタビュー

機械工学科

目標は大きく!一人で一台の機械全体を設計する

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    手小 涼太 さん
    株式会社奈良機械製作所・エンジニアリング部 機械工学科2018年卒業 札幌第一高校出身

本学に進学を決めた理由を教えてください。

元々はロボットに興味があり、大学では工学系で特にロボットについて学びたいと思っていました。入学後はロボットではなく金属材料の研究室に進みました。また、実家が道内のため、北海道内で機械工学科のある大学ということで本学に進学を決めました。

現在の仕事内容を教えてください。

部署配属されてから、約2年半、機械を動かすために重要な電気回路、制御盤の設計を行っておりました。スイッチや制御部品の選定から、タッチパネル画面や制御プログラムの作成、正常に動作するかの検査等を行っておりました。
3か月ほど前に、奈良機械製作所の製品群の中で柱となる粉砕機を設計するグループに移り、現在は粉砕機の設計・製図や粉砕機の機械要素の検討検証を主に行っております。
作図関連4割、現場での検証6割ぐらいの比率です。

学生時代の学びで役に立っていることは?

大学院まで進んだこともあり、教わる機会が多くありました。
“聞いたことがある”、“調べたことがある”、“知っている”という
引き出しを少し増やすことができました。
機械設計、電気設計に関わらず、機械全般の知識は会社内での話の理解や説明には必要です。
また、毎日のように、新しいことや自分が知らないことに触れるため、
自分から学びにいく姿勢というのは、働いている中で活きていると思います。
何事にも挑戦すること。入社後の配属は電気設計を行うグループであり、学生時代は電気関係を専門的に学んだことはありませんでした。一から学ぶことになりましたが、苦にならなかったのは、挑戦するマインドを学生時代に多少身に着けられたことが影響しているかもしれません。

この大学で学んで良かったことは?

大学院まで進学したため、6年間大学に在籍しておりました。そのうちの約半分は研究室で毎日過ごしたことで多少の負荷では動じなくなったような気がします。
また、資料の作成や発表等を行う機会もたくさんあり、苦手意識が和らぎました。様々な経験をすることができ、良かったと感じています。

仕事のどこにやりがいを感じますか?

約100年前に設計製作された、弊社の第一号機、自由粉砕機と呼ばれる衝撃式粉砕機の形状や思想のほとんどは現在も変わっておりません。2020年度には機械遺産に認定されました。実際に設計をしていく中で、数十年前の設計思想のすごさを感じることが多々あります。形状や仕組みが100年間変わらないという当初の設計の完成度に驚きます。また工業製品の8割の原料は粉からできていると言われ、食品・医薬・化学品・化粧品・鉱業等幅広い業界で当社の粉砕技術が活用されています。
日々、実際に検討検証している改善点はごく小さな部分ですが、長い期間使われ続けている製品をより良くしている点や、多様な業界で当社技術を通して間接的に社会に貢献している点にやりがいを感じます。

これからの目標を教えてください。

大学では機械工学について学び、入社後に電気を学んだことで、機械はそれだけでは本来の機能を発揮することはできず、電気などの動力があって初めて目的に応じた機能を発揮できるということを実感しました。最初は電気制御の設計から入り、現在は機械設計をメインで行っておりますので、目標は大きく!一人で一台の機械全体(機械も電気も両方)を設計することです。

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