COOPERATION

研究紹介

研究・産学連携

実践的英語即時レスポンス

坂部 俊行 教授外国語教育

1990年代のバブル崩壊後、グローバルという言葉が多用され始めた。東西冷戦の終焉による民主化とIT革命より、地理的距離や時差というものが意味を持たなくなり、世界が瞬時につながり、社会や経済のグローバル化が加速した。同時に、国境を越えて人や物の行き来が活発化した。これに伴い、21世紀にに入ると、グローバル人材という言葉が頻繁に用いられるようになった。2006年11月2日、参議院経済産業委員会において、初めて「グローバル人材」という言葉が使われた。グローバル人材の意味するところは、TPOに応じて異なるが、現在一般的にイメージされているところは、海外ともしくは海外において、言葉、文化や価値観の違う人々と円滑な活躍できる人材ということになるかと思う。このグローバル人材育成は、今になっては特別なことではなく、当たり前に必要不可欠なものとなっている。海外から労働、観光、留学等で多くの外国人が来日してきている昨今、医療現場においては患者を安心させる、ものづくりの分野では顧客とのやり取りに支障が生じないため、英語での円滑かつ即時の受け答えが必要とされる。海外進出を果たしているもしくは海外市場を視野に入れている企業とタイアップして様々な取り組みや調査を通して、そのようなスキルを有効かつ現実的に習得できる方法を確立するための研究をしている。

坂部 俊行 教授

  • 学位/修士(情報文化)
  • 研究分野/英語教授法、ビジネスコミュニケーション、多文化理解
  • 研究テーマ/グローバル社会に適応した英語での即時レスポンス習得の研究