「NoMaps ローカル・クリエイターズ・エキシビション 5」で学生の作品が展示されました
2022年2月11日(金)~13日(日)の3日間、札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ)北1条イベントスペースで開催された「NoMaps ローカル・クリエイターズ・エキシビション 5」において、昨年度に引き続き電気電子工学科の学生が主体となって活動している夢プロジェクト「 e²club 」が制作した「電気電子工学技術とアイデアで創る Installation Art」作品と、メディアデザイン学科の小谷ゼミ3年生による「北海道新幹線×ファンタジー」をテーマとした空想科学イラスト作品が展示されました。
今回展示した Installation Art 作品は、人感センサと4つの RGB color LED、小型コンピュータを組み込んだ電子基板を512枚(16枚×32列)組み合わせて構成した光のオブジェです。この作品の前で人が動くと、その動きに合わせて光のパターンが動的に変化していきます。今回の作品に使用した512枚のコンピュータ基板には、オープンキャンパス等で高校生に制作していただいたコンピュータ基板のほか、2021年度の電気電子工学科と電気電子工学専攻に在籍しているほぼ全ての学生・院生、電気電子工学科の教員および数名の職員の方々が制作したコンピュータ基板を使用しています。その結果、幅8.64m、高さ1.8mと昨年度展示した作品の2倍の規模となる壮大な Art として展示することができました。
きらめく光に足を止めて見入る方々や、たまたま通りがかって声をかけてくれた卒業生、仕組みについて熱心に質問していただいた方、自分が制作した基板を見つけて喜ぶ高校生、展示作品の前で動きながら「キラキラ・カーテンだ」と表現してくれたお子さんの姿が印象的でした。
メディアデザイン学科の小谷ゼミ3年生による「北海道新幹線×ファンタジー」をテーマとした空想科学イラスト展示では、「未来の新社会人(一ノ口 龍磨さんの作品)」、「想いをのせて発進(加藤 千里さんの作品)」、「青(山本 央さんの作品)」、「海底旅行(中井 理得さんの作品)」の4作品が展示されました。海中トンネルを走っている新幹線の車窓から海の生き物を眺めている女の子のイラストや、幼い子供が水中服を着て列車に乗り、お魚さん達に会いに行くという子供ならではの夢を叶えたことをイメージしたイラスト、「列車」という日常的な風景と海中を掛け合わせることで、普段とは違う非日常的で幻想的な空間を演出したイラスト、青函トンネル内走行中の北海道新幹線から海の様子を見ることができたなら、きっと幻想的で美しさに溢れているだろうと思いながら描かれたイラストと、ファンタジー感溢れる作品が展示されました。
小さなお子さんがイラスト作品を指差しながら近づいて触れ合おうとしたり、道行く足を止めてスマホに写真を収めていく方がいたりと、数多くの方がいらっしゃいました。
今回の展示を通して、工学の学びと芸術が融合した本学の「ものづくり」を広くアピールできたのではないでしょうか。
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