2021年度よりデータサイエンス教育を全学部必修科目として開講しました
内閣府による「AI戦略2019」では、Society5.0の実現に向け、デジタル社会の「読み・書き・そろばん」である「数理・データサイエンス・AI」の基礎などの必要な力を全ての国民が育み、あらゆる分野で人材が活躍することを目標としています。
本学では、全学部の学生が上記3項目に関する基礎的な知識(リテラシーレベル)を身に付けることを目的に、2021年度入学生から HUS 数理・データサイエンス・AIプログラムとして「情報処理法・データサイエンス・統計分析法」の3科目を開講しています。
中心となる科目である「データサイエンス」では、
・データサイエンスの動向と活用領域
・データサイエンスの役割とデータの取り扱い
・データ分析の基礎と演習
・コンピュータを用いたデータ分析基礎
・データ分析実践
・実データを用いたデータサイエンス演習
の流れで授業を進めていきます。
[参考] シラバス(機械工学科)
今年度から本学に着任し、「データサイエンス」を担当する情報工学科の松川瞬講師に、本学のデータサイエンス教育の特徴などについてお話を伺いました。
「本学ではまず基礎を学んだ後、各学科の特色に合わせて演習などを展開しています。総合大学である本学には様々な分野のデータが集まっており、まさにデータの宝庫と言えます。自分が学ぶ分野の実データを用いた演習を行うことで、より身近なものとしてデータ分析を学ぶことができます。必要な分析手段も分野ごとに異なってきますので、それに合わせた内容の解説・演習を実施しています。
現在はオンラインで授業を行っていますが、学生アンケートでは、多くの学生が真剣に学習を行ってくれているようで安心しています。
今後は、共同研究企業や連携協定自治体のデータを活用・分析するなどの展開を予定しています」
今後もますます発展する本学のデータサイエンス教育にご期待ください。
松川瞬先生 情報工学科 本学のデータサイエンス教育について |
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