後期の授業実施体制について(学長メッセージ)
学生、保護者の皆様へ
新型コロナウイルスの感染拡大により、わたしたちの社会はこれまで経験したことのない危機に直面しています。わずか半年の間に人々の暮らしは一変し、新しい生活スタイルが推奨されています。このような状況にあっても、大学は教育・研究機関としての社会的役割を果たしていくことが必要であり、学生の皆さんには教育と学生生活を提供し続けることが使命であると考えています。
本学では、前期の授業を各学科で決定した日程に基づき、感染拡大防止対策を行った上で対面授業と遠隔授業を併用して実施しました。学生の皆さんからは、「遠隔授業は通学時間がかからないし、感染の心配もなく、リラックスして受講できるので満足」「友人にも会えず、キャンパスでの活動も出来ず、思い描いていた大学生活とは違う」等の様々な意見がありました。遠隔授業は高い教育効果が得られますが、本学は学業とキャンパスでの活動をとおして、社会に貢献する人材を育成することを旨としていますので、皆さんに充実したキャンパスライフを提供できなかったことは、大変残念に思っています。
後期授業の実施体制については、全国と北海道の感染状況を鑑みながら検討を重ねてきました。結論としては、全面的なキャンパスでの対面授業を実施できる状況にはないと判断し、必要な感染防止対策を行いながら、対面授業と遠隔授業の併用により、授業を実施するとの決断に至りました。
ただし、前期とは異なり、皆さんのキャンパスライフを充実させることも目標とします。皆さんが所属する学科では、こういった点を踏まえて、新たな授業スケジュールを作成しているところです。9月上旬を目処に、HUSナビやメール等でお知らせいたしますので、ご確認ください。
遠隔授業に慣れた皆さんからは、「感染リスクを冒してまでわざわざ大学に来る必要はない」「この内容であれば遠隔授業で十分に学ぶことができる」という意見もあるかもしれませんが、必要な感染防止対策を講じた上でキャンパスライフを提供する、という観点での判断ですので、ご理解ください。
新入生には、友人との語らいやクラブ活動・ボランティア活動等を通して、大学生として成長していただきたいと強く願っています。このため、1年生に対しては特にキャンパスでの対面授業を強化して実施します。
また、国家試験の受験を控えている学生にとっても大事な時期を迎えます。それぞれの学科では国家試験に向けた学習支援策を考えています。国家試験の合格は、日々の努力の積み重ねで成し得るものです。学科の教育プログラムに従い、卒業と国家試験合格に向けて学びを進めていってください。
定期試験終了後は、短い夏休み期間に入ります。感染を防ぐように心がけて過ごしてください。生活面で注意すべき点については、8月11日にHUSナビにて保健管理センターからお知らせしているとおりです。自身や周囲の健康・安全を守るように自覚を持った行動をとってください。
前期は学生、保護者の皆様はもちろんのこと、我々教職員にとっても大きな試練となりました。ここまで無事に教育・研究活動を継続できたことは、皆様のご理解があってのことですので、大変感謝しております。また、学生の皆さんに対する経済的支援を行うにあたり、卒業生や学外の皆様からも多額のご寄付を頂きましたことに、心から感謝いたします。
後期も、感染防止対策に万全を期して、学生の皆さんに充実した教育・キャンパスライフを提供できるよう、大学として全力で取り組みます。引き続き皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
2020年8月13日
北海道科学大学
北海道科学大学短期大学部
学長 渡辺 泰裕
【お問い合わせ先】
・授業に関すること 教務課 kyomu@hus.ac.jp
・遠隔授業、PCサポートに関すること 情報技術課 jyouho@hus.ac.jp
・奨学金に関すること 学生課 gakusei@hus.ac.jp
・学費に関すること 経理課 kaikei@hus.ac.jp
・就職に関すること 就職課 syusyoku@hus.ac.jp
・入試、オープンキャンパスに関すること 入試課 nyushi@hus.ac.jp
・同窓会に関すること 校友課 koyukai@hus.ac.jp
・図書館に関すること 図書館 tosyo@hus.ac.jp
・学生生活における心配なことについて 学生相談室 soudan@hus.ac.jp
・健康管理に関すること 医務室 imushitsu@hus.ac.jp
・上記以外の事項について 総務課 somu-bu@hus.ac.jp
この記事をSNSでシェア