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北海道科学大学公開講座「義足ランナーが健常者を抜く日~スポーツ義足製作の舞台裏~」を開催しました

2020年2月13日(木)16時30分より、北海道科学大学講義棟(A棟)A308講義室において、一般の方及び学生を対象とした公開講座「義足ランナーが健常者を抜く日~スポーツ義足製作の舞台裏~」を開催しました。

 

この講座は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される今年、関心が高まっている「パラスポーツ」や「スポーツ義足」をテーマに、義足研究の第一人者として国内外を問わず活躍する、本学義肢装具学科客員教授の遠藤謙氏を講師としてお招きし、開催しました。

 

遠藤氏は、ロボット歩行を研究していた時、高校時代の後輩が骨肉腫という病気のため、片足の大腿部を切断する事になってしまい、自分に何が出来るんだろうと考えたのが、義足製作を始めるきっかけになったそうです。

その後、学会等を通じて多くの方々との出会いがあり、義足製作を行ってきました。現在では、製作した義足を装着したアスリートが世界大会で金メダルを取るなど、数々の功績を残しています。

 

 

 

 

 

講演では、遠藤氏がこれまで取り組んできた義足研究・開発や、「五体不満足」の著者乙武洋匡氏が義足歩行に挑む『OTOTAKE PROJECT』など、貴重なお話をしていただきました。

また、普段なかなか触れる機会のないスポーツ義足を受講者の方に実際に手に取っていただきました。受講者の皆さんは真剣な眼差しで義肢に触れ、地面に義足が着いた時の感触などを確かめていました。

短い時間ではありましたが、受講者の皆さんはこの講座で「スポーツ義足製作の舞台裏」の一部を学んでいただけたのではないでしょうか。

 

地域貢献をブランドビジョンに掲げている本学では 地域との連携を大切にしていきたいと考えております。

 

今後も様々なテーマで公開講座を開催する予定ですので、是非ご参加ください。

興味を持ったら・・・
義肢装具学科