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北海道科学大学公開講座を開催しました

2019年10月3日(木)、北海道科学大学講義棟(A棟)A308講義室において、一般の方及び学生を対象とした都市環境学科主催の第3階公開講座を開催しました。

 

今回の講座は、本学客員教授の増田泰先生を講師としてお招きし、「世界自然遺産と地域産業」をテーマに行われました。

増田先生は、知床財団などで長きにわたり、知床の生物調査・自然教育活動などに携わったほか、世界遺産登録にも関わるなど、知床を熟知された研究者(獣医師)です。

 

斜里町の基幹産業である「農業」「漁業」「観光」の3産業について説明があり、世界自然遺産登録で観光客が増加した当時の様子や日本人観光客が減少し、2012年以降急増したインバウンドに支えられている現在の様子など、これまでの経過と現状を詳しくお話しいただきました。

 

 

 

世界自然遺産と地域産業は直接的に結びつくものではないが、自然と産業には密接なつながりがあり、自然を守ること、持続させていくことが経済にもつながるということでした。今後の課題として、地域生活と自然の持続を目指し、知床の自然を「見る」だけではなく「体験」してもらうことで、アドベンチャーフィールドとしての価値を高めていけたら、というお話もありました。

 

講座の最後には、聴講していた学生に対し、「地方の街がどう生き残っていくか(どう魅力を作るか)、そういったことが札幌の今後にもつながる。今学んでいることを将来活かしていってほしい」というメッセージがありました。

興味を持ったら・・・
都市環境学科