人間社会学科の学生が雄武町でフィールドワークを実施しました
人間社会学科の3年生前期に開講している「地域経済論」の授業の発展版として、2023年11月19日(日)~21日(火)の3日間に渡って、学生たちが雄武町でフィールドワークを行いました。

後列には参加学生4名と引率の坂井俊文准教授
実践的な授業「地域経済論」
地域経済論の授業では、北海道内の各地域とりわけ、地方の経済を対象として、RESASデータ等を活用して、地域経済を学び、分析するとともに、地域の課題を見つけ、それを解決する案を自ら考える講義を行なっており、いわゆる「地域活性化」「地域創生」をテーマに学んでいます。
これまで学内での特別講演会として、東川町、美深町、名寄市、滝上町、千歳市、木古内町などの行政機関・観光協会、今回訪問した雄武町においては、日東建設株式会社様に「地域の企業活動」として、講演を行なっていただいております。
フィールドワークは、学科内学生有志を募り、道内各地の地域に訪問数日宿泊し、その地域の経済や産業、地域課題と解決策を探す目的で、机上の統計データ等だけでは得られない、現地に入って肌で感じ、実感、実践するためのフィールドワークを行っています。これまで実施した地域としては、名寄市、木古内町、ニセコ町、岩内町、共和町などで実施しています。
雄武町でフィールドワーク
今回の雄武町への訪問では
➀雄武町役場を訪問し、町長・副町長から町の特徴や課題などの説明を受け、質問をさせていただき、その実態に迫りました。
②作付面積日本一であり、耕作放棄地を活用した「韃靼(だったん)そば」を生産する、地域企業である「株式会社神門(じんもん)」を訪問し、コンセプト、こだわりの生産状況を製粉施設の見学を含めた視察・聞き取り調査を実施。
③次に農地の活用に関して、国の機関である北海道開発局雄武分室を訪問し、農地の現状とその整備について説明を受け、聞き取り調査が実施。
④日東建設(株)にて、自社開発の非破壊試験機器(ハンマーによる簡易な試験によるボルト締め付け状況試験、コンクリート劣化状況把握試験)の開発から特許取得、経済産業省・国土交通省からの引き合いに関した現状の説明を受け、聞き取り調査を実施。
⑤最後に美深町を訪問し、空き家対策の新規事業に関する対応策などについて実地見学・聞き取り調査を実施。




2泊3日の期間ではありましたが、多様な主体(アクター)との関係性の構築ができ、今後の活動にとっても学生にとって視座が広がり良い機会となりました。
この場を借りて、このフィールドワークにご協力いただいた、皆さまに感謝いたします。
人間社会学科では、今後も現地に赴き実践的な授業を展開していきます。
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