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お知らせ

人間社会学科の学生が余市町でフットパスプロジェクトの活動報告を行いました

2022年度、人間社会学科社会学専攻の学生が、1年間にわたって余市フットパスプロジェクトに参加してきました。

余市町では、町民有志の方々が「歩くことを楽しむための道」フットパスコースの設計に着手しており、社会学専攻の学生もそのメンバーに加わって活動を行っています。

今年は3回余市町を訪問し、試歩やディスカッションの他、黒松内の先進事例の視察等を町民の方々と行いました。

2月27日(月)は、余市町エルラプラザにおいて、学生メンバーから今年度の活動の総括と提案を町民の方向けに実施。報告では、町外の学生の目線で見た余市町の魅力、準備中のコースの良い点悪い点の指摘をまとめ、その後、学生が検討してきた新しいフットパスの楽しみ方の提案をしました。
参加者からは多くの意見や質問が出され、大変面白く良い指摘がたくさんあったとの感想が聞かれました。よそ者・わか者の視点からの報告で、町の方にも良い刺激となったようです。

報告の後は、人間社会学科客員教授の小川浩一郎氏を中心に町民学生混じってのワークショップを行いました。地図を広げてのフリーディスカッションをしつつ、町の方からビュースポットや歴史文化スポットについて語っていただき、それらを地図上にプロットしていきます。集まった情報から点と点をつなぎコース像をイメージしていきました。

年配の方からは昔の様子や思い出話も尽きることがなく、あっという間の2時間でした。

今回は学生から夕方のマジックアワーや早朝のフットパスの可能性についての提案もあったことから、実際に現地に1泊してその時間帯に試歩することにしました。

翌28日は朝5時30分に全員起床、6時15分の日の出に合わせ、余市海岸までのウォークです。途中、徐々に町が明るくなっていき、海岸に出た頃には小樽塩谷丸山方面の稜線が真っ赤に浮かび上がっており、参加メンバー全員から思わず歓声が上がりました。

まだまだ寒く足元も悪い季節のためウォークを楽しむ余裕はありませんでしたが、暖かい季節になれば早朝のフットパスウォークも悪くなさそうです。

この活動は来年度も継続します。来年度は今年度得られたデータをもとに、いよいよコース第一号の設計、案内や広報、イベント活動を展開していきます。