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手稲山の魅力や自然との向き合い方を学ぶ「手稲山の日記念STEP0 山ウォークの前に」を開催しました

2026年7月28日(火)、北海道科学大学E棟1階ホールにおいて、「わがまちトーク in ていね × 手稲山の日2026 STEP0『山を知る、山を楽しむ』」を開催しました。

本イベントは、地域共育センターが主催する「わがまちトーク in ていね」と、手稲山の日関連事業とのコラボレーション企画です。
9月13日(日)開催予定の「手稲山の日記念ウォークイベント STEP1 山越えウォーク編」、10月25日(日)開催予定の「STEP2 ファンウォーク&マルシェ編」に先立ち、身近な手稲山の魅力や、安全に自然を楽しむための知識を学ぶ「STEP0」として開催しました。

当日は、人間社会学科の道尾淳子准教授が進行を務め、NPO法人くるりんlabo副代表理事でハンターとしても活動する佐竹かおりさん、北海道知事認定アウトドアガイド・登山ガイドの遠藤真さんをゲストに迎え、それぞれの立場から手稲山の魅力や自然との向き合い方についてお話しいただきました。

街のすぐそばにある、本格的な登山が楽しめる手稲山

遠藤さんからは、標高1,023メートルの手稲山が、市街地から近い場所にありながら本格的な登山を楽しめる貴重な山であることや、北海道の山は本州の同じ標高の山と比べて気象条件や自然環境が厳しく、十分な準備が欠かせないことが語られました。

「手稲山を登ることができれば、次の山へ挑戦する自信にもつながります。」

そんな言葉からは、手稲山が初心者にとっても目標となる山であることや、一歩踏み出すきっかけになってほしいという思いが伝わってきました。

山だからこそ出会える景色や生きもの

「山は推しに会いに行くような感覚。」

そう笑顔で話す佐竹さん。街ではなかなか出会えない野鳥や動物の姿だけでなく、ハンターとして山に入った際に見つける野生動物の骨など、自然の痕跡との出会いも山を歩く魅力の一つだと語りました。

狩猟や食育に関心を持ったことをきっかけにハンターとなった経緯や現在の活動についても触れ、当日は、実際に使用された薬きょうの実物を手にしながら、山で見つけた際の対応についても分かりやすく説明いただきました。

薬きょうを手に説明しているようす(左:佐竹さん)

山を楽しむために大切な「備え」

後半は、雨の日の登山や行動食、携帯トイレ、熊対策など、山を安全に楽しむための話題へ。

遠藤さんは、「雨にはリスクもありますが、雨の日だからこそ見られる景色もあります。トラブルも自然の一部として楽しむ気持ちが大切です」と話し、自然を楽しむうえで大切な心構えについて語りました。

佐竹さんからは、雨の日だからこそ見られる木の上で休む野鳥の姿や、ぬかるんだ地面に残る動物の足跡など、経験者ならではの視点で雨の日の山の楽しみ方についてもお話がありました。

また、登山中はエネルギー切れを防ぐために少しずつ食べる「行動食」が大切であることや、携帯トイレ、熊鈴、ホイッスル、熊スプレーなどの装備についても話題が広がりました。

熊鈴やホイッスル、熊スプレーは、それぞれ役割が異なることについても解説がありました。
熊鈴は音で人の存在を野生動物に知らせるため、ホイッスルは小さな力で大きな音を出せ、遭難時や緊急時には自分の居場所を知らせることができる。熊スプレーは万が一遭遇してしまった際の最後の備えとして使用するものです。それぞれの役割を理解し、まずは野生動物と遭遇しないよう行動することの大切さについても話がありました。

登山中のトイレについては、Leave No Trace(リーブ・ノー・トレース)という、自然環境への影響をできるだけ残さないという考え方についても触れられました。北海道の山では携帯トイレの使用が推奨されていることも紹介され、自然を守りながら山を楽しむためのマナーについても学びました。

登山ガイド遠藤真さん

STEP1へ向けて、まずは一歩踏み出そう

トークの最後には、9月13日に開催する「STEP1 山越えウォーク編」に向けて、参加者へメッセージが送られました。

遠藤さんは、「一つの山を越えて歩き切る経験は、その後の自信につながります」と話し、登山を通して得られる達成感や楽しさを伝えました。

佐竹さんからも、「最初から大きな目標を立てなくても大丈夫。まずは自然の中へ一歩踏み出して、楽しみながら経験を積んでほしい」とエールが送られました。

手稲山は、札幌の街から気軽に訪れることができる一方で、豊かな自然や本格的な登山の魅力を感じられる山です。
今回のトークを通して、手稲山の魅力や自然を楽しむための備えについて知り、「まずは一歩、山へ行ってみよう」と思うきっかけになれば嬉しく思います。9月13日に開催する「STEP1 山越えウォーク編」でも、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

本学では、今後も手稲山の日関連事業を通して、学生や地域の皆さんが手稲山に親しみ、自然や地域とのつながりを感じられる機会を創出していきます。

Keyword:手稲山/手稲山の日/わがまちトーク in ていね/野生動物/エゾシカ/クマ/登山安全/クマ鈴/クマスプレー/都市型低山/山とまちの境界/北海道科学大学


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