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お知らせ

Webサイト 【TEINEr-学生が歩いて見つける手稲の魅力-】2023年度が始動しました

メディアデザイン学科2年の後期必修科目【プロジェクト演習Ⅰ】では

2023年度、札幌市手稲区、Webデザイン会社であるコモノ株式会社(https://commono.co.jp/)との産官学連携テーマに取り組みます。当事業自体は今年度5期目で、過去、同学科地域デザイン研究室(道尾淳子ゼミナール)所属の学生がメディアデザインセミナーⅠ・Ⅱのなかで代々取り組んできました。

今年度は、大学拠点である手稲エリアを、より多くの大学生たちが能動的に探究する機会として、約120名の履修生が30グループに分かれ、地域の協力先に実際に出かけ取材活動を行います。成果は、Webマガジンに編集デザインして、既にデザイン開発されているWebサイト「TEINEr」の特集として追加公開していく予定です。

2023年10月4日の第03回授業では、連携先の手稲区より、健康・子ども課の児玉様と総務企画課の横田様に話題提供にお越しいただきました。児玉様からは、当事業のきっかけにある「手稲区ウォーキングマップ)」(https://www.city.sapporo.jp/teine/hoken/hokencenter/walking.html)を紹介いただきました。横田様からは、今年度大幅にリニューアルされた「手稲区ガイド」(https://www.city.sapporo.jp/teine/shokai/teinekuguide/index.html)を紹介いただきました。

当授業を履修する学生への事前アンケートによると、本学入学を機に手稲区に引っ越してきた人を全体の1/4とすると、それ以上に、札幌市内の他区から通学する学生が多く、日々自宅と大学の往復で、手稲エリアでの寄り道の経験があまりないことがわかりました。授業後半の質疑応答では、「この授業テーマをきっかけに、広い手稲エリアについて初めて考えることになった」という学生の声があり、ゲストのお二人にとって個人的に好きな手稲の美味しいものを尋ね、答えが聞けると「知らなかった、行ってみたい!」と教室全体から嬉しそうな反応がありました。

授業のキーワードは【エリアブランディングの向上】です

大学生活において、この授業テーマをきっかけに、学生たちが手稲という(必ずしも区域によらない)エリアに対して、どのような関心や愛着を形成していくのか大変楽しみです。地域の皆様、今回の域学連携(大学生と大学教員が地域の現場に入り、地域の住民等とともに、地域の課題解決又は地域づくりに継続的に取り組み、地域の活性に資する活動)プロジェクトにつきましても、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

授業「プロジェクト演習Ⅰ」における産官学連携について

1.連携している地元産業界等の組織名称

株式会社コモノ、札幌市手稲区(健康・こども課)

2.当該授業を実施する学部・学科

未来デザイン学部・メディアデザイン学科

3.当該授業等を開講する目的

メディアデザイン学科が育成を目指す能力の一つとして「実践力」が挙げられる。学科カリキュラムを通して得られる知識や教養、スキルは実践の場で活用することで「実践力」として身につけることができる。プロジェクト演習Ⅰでは、プロジェクトで共有されたテーマを計画し、行動し、確認し、実践すること(PDCAサイクル)によって、知識や教養をより深め、スキルの応用力、チームワークやリーダーシップ、コミュニケーションなどの総合的な人間力を涵養することを目的とする。

4.当該授業等の具体的な内容

  • ウォーキングなど身体活動促進のためのWEBサイトのデザイン開発
  • 大学拠点地域において大学生等若年層を視聴ターゲットとした、地域一般へ波及性のあるメディアコンテンツ制作
  • 良質なメディアコンテンツ発信のための企画力、取材力、編集デザイン力、写真・動画撮影技術等の習得
  • 地域と若年層の関係、公共資源の活用の実態について正しく捉えるための情報精査
  • ターゲットに限らず地域一般へ制作プロセスの公開、成果物の共有

5.当該連携事業における地域の課題、その課題解決に向けて設定した目標

手稲区のまちづくりの目標として「人にやさしいまちづくり」、「ふるさと手稲づくり」をかかげており、本学と連携し地域の魅力向上を目指したまちづくりに取り組んでいる。

6. 5の課題の解決に向けて実施する取組みの内容

札幌市手稲区と本学とでウォーキングWEBサイトを構築し、その活用術を発信するとともに、企業等と連携して、区内どの地区に住んでいても健康度がアップする取組を展開します。