メディアデザイン学科3年生が受講する「メディアデザインセミナーⅠ」において「3DCGアニメメイキングセミナー&会社説明会」を実施しました
メディアデザイン学科3年 専門教育科目授業「メディアデザインセミナーⅠ」
2025年6月11日(水)、未来デザイン学部メディアデザイン学科3年生が受講する「メディアデザインセミナーⅠ」において「3DCGアニメメイキングセミナー&会社説明会」を実施しました。


特別講義講師
株式会社きしだ Studio BACU 映像部 部長/統括マネージャー 松倉 大樹 様
株式会社きしだ Studio BACU 映像部 プロジェクトマネージャー 関 博之 様
講義内容

特別講義ではアニメ制作の工程と会社の特徴について、詳しくお話を伺うことができました。
アニメは背景にセル画(原画+動画)を重ね、次にコンポジットと呼ばれる撮影作業を行います。講義では、実際の作品映像を使用し、人物と背景を重ねたシーンに対してピント調整や露出、各種演出を施すことで、映像がどのように変化するのかが丁寧に紹介されました。劇場版作品の場合はこうした作業を1500カットほど行うそうです。
Studio BACUが担当している「劇場版 名探偵コナン」シリーズについてお話を伺いました。同社は主にCGパートの制作を担っており、特にオープニング映像では、監督が示す絵コンテをもとに高精度な3DCGを制作していきます。その際には、監督の要望を忠実に再現するだけでなく、自ら提案を行いながら作品のクオリティを高めていく姿勢が印象的でした。講義では、複数の素材をどのように組み合わせ、完成形に仕上げていくかのプロセスを具体的に紹介していただきました。
Studio BACUの企業概要について伺いました。印象に残ったのは会社の格言として「失敗なんてない」という言葉でした。アニメ制作は「絶対に人と関わる仕事」であるからこそ、困難な状況もチーム一丸となって乗り越えてきたというお話を伺いました。
受講した学生からは「チーム体制のあり方について」「応募状況について」「劇場版 名探偵コナンの演出の実際について」など多数の質問があり、時間の許す限りお答えいただきました。
エンタメ業界らしいとても楽しい講義となりました。講義をいただきました松倉様、関様、誠にありがとうございました。
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