学生が“ともに体験し、ともに学ぶ”大学見学|稲生会キャンパスツアー2025を開催しました
2025年8月19日、北海道科学大学では医療法人稲生会の利用者の方々を対象にした「稲生会キャンパスツアー2025」を開催しました。
稲生会との連携による大学見学の取り組みは、今年で3回目の実施となりますが、今回から新たな試みとして、在学生が大学内を案内するキャンパスツアーを企画しました。
これまでは、教職員による施設紹介や模擬講義の「通常の見学形式」での実施でしたが、学生自身が参加者と交流しながらリアルな大学生活を紹介するスタイルへと進化しました。
当日は、障害のある10~20代のみなさんとその保護者の方が参加し、大学の施設や雰囲気、学びの環境に直接触れていただく機会となりました。
“支援者”ではなく“パートナー”として
当日は、理学療法学科の5名の学生がボランティアとして終日同行。参加者のお出迎えから自己紹介、大学構内の案内、昼食、そして模擬講義の受講まで、すべての行程を共に過ごしました。
キャンパスツアーでは、学生たち自身の目線で構内を案内。講義棟や学部棟、体育館、図書館(HUS+H)などを巡りながら、自分たちが普段利用している教室や施設を、おしゃべりをしながら紹介を行いました。「いつもこう使ってるよ」「実はあんまり知らないんだ」などといったリアルな学生の声は、参加者の方々にとっても親しみやすい時間となったようです。
このツアーの特徴は、学生が“支援する側”ではなく、参加者と横に並んで学びを共有する“パートナー”として関わること。障害のある方と自然に向き合い、同じ目線で時間を共有することで、学生たちにとっても、視野が広がる貴重な学びの場となりました。




東北工大との定期戦の練習風景を見学

昼食も“キャンパス体験”の一環に~学生生活を体験~
昼食は、HITプラザ食堂で一緒に昼食をとりました。参加者は学生と同じように、食券を購入して食事をとったり、ローソンでの買い物など、リアルな大学生活の一部に触れる時間となりました。



模擬講義でAIとプログラミングの世界を体験
午後からは、情報科学部 情報科学科 鈴木昭弘准教授による模擬講義「プログラミングをはじめよう!-イマドキの生成系AIとプログラミングの素敵な関係-」を開講しました。
この講義には、情報工学科の3名の学生も講義補助として参加しました。生成系AIや簡単なプログラミングの仕組みを体験しながら、大学で学ぶ知識に触れる機会となりました。
参加者は、簡単な図形の表示や色付けといったプログラミングの基礎から始め、最終的にはミニゲームづくりに挑戦しました。生成AIの活用にも触れ、プロンプト(指示文)で色々なプログラムをつくれることを体験しました。
保護者の方も一緒に参加し、学生のサポートを受けながら最初は戸惑いつつも、「すごい!」「できた!」という声が飛び交う場面も。誰もが楽しみながら“学ぶことの面白さ”を実感できる時間となりました。





交流から広がる学び
参加者と学生の自然なやりとりの中には、笑顔や驚きの声があふれ、互いの理解や距離が近づいたように感じられました。
今回の経験は、学生たちにとっても自身の学びを振り返るとともに、「伝えること」「寄り添うこと」の大切さに気づく機会となったのではないでしょうか。
北海道科学大学では、これからも「ともに学び育つ」環境づくりや、地域とのつながりを大切にした取り組みを進めてまいります。
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