情報工学科の情報工学実験Ⅱで、実機を使用した演習を実施しています
2023年10月17日の情報工学科1年の情報工学実験Ⅱの講義で、稲垣 潤 教授による「電子マネーサービス演習(2回目)」でスマートフォンを使用した演習が実施されました。
「電子マネーサービス演習」の目的
電子マネーのシステム構築および設定を実際に行い、電子マネーの仕組みを理解するとともに、電子マネーで使用されているRFID(Radio Frequency IDentification)の仕組みの理解を深めることを目的としています。
RFID(Radio Frequency IDentification)とは
RFID(Radio Frequency IDentification)とは、情報が書き込まれたICタグ・RFタグ(通称RFIDタグ)と電波等でワイヤレスに通信し、RFIDタグに記録されたデータの読み書き(データのスキャン・登録・削除・更新など)をする技術です。
現在では身の回りの買い物等で一般的に使用されています。
講義の様子

学生はスマートフォンを持っていて、スマートフォンやパソコンはインターネットに接続されているのが当たり前の世代ですが、講義ではまず「講義室だけに閉じられたネットワークに接続する」ことから始まりました。
インターネットは世界中と繋がっていることが当たり前の学生にとって「閉じられたネットワーク」というものを理解することが難しい様子でしたが、稲垣先生からシステム開発の過程では「閉じられたネットワーク」での検証が必要となることが説明されました。
その後、講義専用WEBサイトを使用しながら電子マネーの登録や、QRコードとスマートフォンを用いた商品登録を行っていきました。
学生同士相談しあったり、TA(ティーチング・アシスタント)にサポートしてもらいながら作業を進めるなかで、簡単に見えるプログラムコードも小さな違いで正常に動かなくなるためエラーが出る学生が多かったですが、エラーが出たことによって「どうしなければいけないのか」をしっかりと学んでいました。






情報工学科の講義では、実機を用いて日常生活ではなかなか使用しない設定等を活用しながらシステム開発を見につけていきます。
学んだ内容は、社会人になった際にどのような職業でも必要とされる場面があり、社会から必要とされる先端IT人材になるための技術となります。
先端IT人材とは、今後大きく市場が拡大し、産業界を変革する可能性があると見られている「ビッグデータ」、「IoT」、「人工知能」等の最先端技術のサービス化や活用を担う人材のことです。先端IT分野のさらなる成長のために十分な人材が不足しており、需要は今後さらに増えていくと考えられています。
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