避難所生活を実際に体験|学生が地域と取り組む防災イベントを手稲鉄北小学校で実施しました
地域と大学が連携し避難所生活を体験
手稲鉄北小学校で「みんなで防災体験チャレンジ」を実施しました
北海道科学大学は、2026年2月20日(金)から21日(土)にかけて、札幌市立手稲鉄北小学校体育館において開催された避難所生活体験イベント「準備はできてる?みんなで防災体験チャレンジ」に共催として参加しました。
本イベントは、地域学校協働本部「テとテとテつほく」が主催し、小学校の協力のもと、地域団体や行政、大学が連携して実施された地域防災の取組です。当日は、手稲鉄北小学校の児童とその保護者9組約20名が参加し、実際の避難所生活を想定した体験を行いました。

地域・学校・大学が協働して実現した防災学習
本イベントには、手稲区役所市民部総務企画課、手稲鉄北小学校PTA、手稲区PTA連合会、手稲区社会福祉協議会など地域関係者が運営に参画しました。
北海道科学大学からは、都市環境学科の細川 和彦准教授と学生3名が参加し、防災設備の展示説明や運営補助を担当しました。大学の専門的な知見と地域のネットワークが結びつくことで、地域全体で防災について学ぶ機会が創出されました。
学生にとっても、地域住民と直接関わりながら学ぶ実践的な地域連携活動の機会となりました。
「自助・共助・公助」を学ぶ防災講話と行政による避難所解説
第1部では、都市環境学科の細川 和彦准教授による防災講話が行われました。
講話では、災害時に重要となる「自助・共助・公助」の考え方について紹介され、自分自身や家族で備えることの重要性、地域で支え合うこと、行政による支援の役割について具体例を交えながら説明がありました。


続いて、手稲区市民部総務企画課地域安全担当の職員より、小学校内の備蓄庫の見学および貯水槽の解説が行われました。
担当者からは、災害時には行政職員が避難所を開設するものの、その後の避難生活は地域住民同士の協力が重要になること、日頃からの備えが災害時の安心につながることが伝えられました。
質疑応答では、保護者から実際の避難所運営を想定した質問が寄せられるなど、活発な意見交換が行われました。


実際の避難所環境を再現した宿泊体験
会場では、パーティションテントや簡易トイレ、ダンボールベッドなど避難所設備の展示、防災食の試食体験が行われました。また、参加者同士が持参した非常用備蓄品を紹介し合う交流の時間も設けられました。
第2部では、実際の避難所を想定した宿泊体験が行われました。体育館の暖房は使用せず、照明を落とした環境の中、床にはブルーシートのみが敷かれた状態で実施されました。
参加者は、一人あたり約2平方メートルのスペースに区分けされたエリアで一晩を過ごし、限られた空間での避難生活を体験しました。
翌朝は全員でラジオ体操を行い、長期保存パンや調理済みレトルト食品など複数の防災食を試食しました。その後、体験を振り返りながら感想を共有する時間も設けられました。



学生が主体となって地域と関わる実践の場に
今回参加した学生たちは、避難所でどのように区画分けを行うかを自分たちで考えながら準備を進め、受付対応など運営にも関わりました。
当日は、初めて顔を合わせる学生もいる状況からのスタートでしたが、同じ学科ということもあり、すぐに打ち解け、協力しながらイベント準備や運営に取り組みました。
参加した学生からは、
「冬季の防災について以前から興味があり、座学だけでは得られない経験ができると思い参加しました。すぐに何かに直結して役立つものではないかもしれませんが、将来社会に出たときに、この経験が活きると思います。」
との声も聞かれ、地域活動を通じた実践的な学びの機会となりました。


地域とともに進める防災と人材育成
今回の取組は、小学校、地域団体、行政、大学が連携して実施された地域防災活動です。
北海道科学大学では、学生が地域社会と関わりながら学ぶ実践的な地域連携活動を推進しています。今後も地域と協働しながら、安全・安心なまちづくりに貢献する取組を進めていきます。

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