メディアデザイン学科卒業生の天夏 炉心(あまなつ ろしん)さんの著書「夜な夜な僕らは待ち合わせ」の連載がスタートしました
メディアデザイン学科卒業生の天夏 炉心(あまなつ ろしん)さんが原作を手掛けた漫画の連載がスタートしました。タイトルは「夜な夜な僕らは待ち合わせ」(株式会社KADOKAWA、原作:天夏 炉心 / 漫画:橋本 つかさ)です。

連載先:カドコミ(運営:株式会社KADOKAWA)
2026年4月8日(水)から連載スタート!
- タイトル:夜な夜な僕らは待ち合わせ
- 連載先:カドコミ(運営:株式会社KADOKAWA)
- レーベル:コミックアイリー
- 著者:原作 天夏 炉心 / 漫画 橋本つかさ
- 連載開始日:2026年4月8日(水)
同じベッドで眠る、ただそれだけの特別な実験
不眠に悩む大学院生の西東洸と、独立後の孤独から眠れなくなった一条宵子。
睡眠遺伝子「ネムノキ」の相性が非常に良い「適合者」と判明した二人は、
安定した睡眠を得るための共同生活実験を始める。
戸惑いながらも同じベッドで眠りにつく二人は
何年も味わえなかった深い眠りへと落ちていく……。
誰かが隣にいてくれること。
不器用な男女の不思議で温かな物語の幕が上がる。



天夏 炉心さんにインタビューしました!
Q:今回の作品「夜な夜な僕らは待ち合わせ」のおすすめポイントと苦労された点はありますか?
■おすすめポイント
本作「よなまち」は性別や立場、関係性問わず、誰かの「居場所」になるような物語になればと思い、企画当初から今まで書いています。
一度でも眠れない経験をしたことがある人、一人暮らしの人、二人暮らしの人、ご家族と暮らしている人、名前が付けられない関係性の存在を知っている人、恋愛は好きなのに「恋愛の話」に自分の居場所がなくてモヤっとしている人……。そんな方々へ、特におすすめしたいです。
他にも「こういう人たちに届いたら嬉しい」という明確なテーマやメッセージがあるのですが、それはまだ、ここでは内緒にしておきます!(笑)
そして作画を担当してくださっている橋本先生の絵が!本当に素晴らしいです。
陽だまりのようにあたたかみがあって優しくて、眠れない夜のように繊細で切ない描写。
橋本先生が動かしてくださる、よなまちの登場人物たち全員がいとおしいです。
全部好きですが、個人的には特に、眠るシーンがお気に入りです。
■苦労した点
ひとつは「ダブル主人公の見せ方」でしょうか。
よなまちは、工学部院生の洸とフリーイラストレーターの宵子。ふたりの主人公視点で物語が進んでいきます。同じ家で眠りながらも違う時間を過ごすふたりそれぞれの生活が交差していくのですが、漫画としてテンポよく・どう切り替えて繋いでいくのか、「ここはどちらの視点で描くべきか」などを考えながら書いています。複雑であり、おもしろいところです。
もうひとつは「キャラクター性の伝え方」です。「キャラクター性」そのものではなく「伝え方」。
「よなまち」の登場人物たちはサクッと「見た目通り、こんな子!ギャップはこれ!」と短文一言では言いきれないです。
例えば洸は、クールだけれども深く考えすぎない。何か考えているようでその実、とても彼の心はシンプルで、だからこそ自分の内なる声には気づきにくい。でも、自分の中にあるたったひとつの「好き」にはいつも敏感で従順。
そのぶん、とてもリアルで、奥ゆかしさがあると思います。漫画じゃない、現実を生きる私たちだって、そうですよね。「それっぽい見た目」「それっぽいギャップ」以外に秘めているものが、どんな人にもあるはずです。
編集担当さんや橋本先生に、ちゃんと伝わるように伝えること。脚本中でキャラクター性がわかる描写を盛り込み、さらにそれを橋本先生が漫画として描写するからこそ読者の方々に伝わります。漫画になった際にキャラクターの行動の意図を言葉なくともわかるように、制作中、まずは脚本段階でたくさん想像しています。これも大変ではありつつも、それ以上に楽しいです!
…そうやって書き上げた脚本を編集担当さんや作画の橋本先生が読み込んでくださり、キャラクターたちへの理解を深め、よく話し合い、結果一番読みやすい形になっているのでいつも感謝しています。
Q:天夏 炉心さんは、文筆家としてご活躍されていますが、現在取り組まれている活動や今後の展望 について、お話しできる範囲でお聞かせください。
よなまち以外ですと、別件で漫画の企画が少しずつ進んでいます。
去年まではショートドラマや非公開・水面下でのお仕事が多かったので、よなまちを始め、今年どんどん制作できるのが楽しみです!もちろん、自分だけのタイミングで進められるわけではないので日程は未確定なのですが!
とにかく今は、やっと公開することができたよなまちを中心に嬉しいお知らせをお届けできたらと思っています。
Q:最後に在学生へ向けたメッセージをお願いします!
春ですね。四月、札幌ではまだ寒い時期です。また新しい年度が始まり、新しい気持ちになり、新しい生活に少しずつ慣れ始めても、桜はゆっくりと開花してくれるので、また春の始まりを感じることができます。日光の香りと手をつなぐような雪解けの匂い。私は札幌の春が好きです。
そして、春とは、四季のことのみではありません。いつだって自分がときめく時が「春」だと思います。何かを始める時、始めたいと思う時が旬です。それがどういう「学び」なのか、人それぞれだと思います。講義、研究、サークル活動、仲間との交流、自分と向き合う時間…楽しみですね!
自分が思った時に、誰かと比べてしまったり、やらない理由を探したりするよりも「やりたいからやる」「好きだから好き」。そういう気持ちを大切にしてほしいです。在学生のみなさんにこのメッセージを書いていますが、これは大学を卒業してからもずっと大切なことだと思います。綺麗事ではなく、本当に。心からそう思います。
もし、大学生活の中で何かを選び、決断しなければならない時は、シンプルな気持ちを思い出して、自分と対話してみてほしいです。私も、そうします!
たくさんお話をお聞かせいただき有難うございました。
今後の益々のご活躍を期待しています。
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