地域連携公開講座「まちと、ひらく。」第1回を開催しました

第1回講演「まちが素敵になるしかけ」
2026年9月26日に地域連携公開講座「まちと、ひらく。」第1回を開催しました。
第1回は、本学地域共育センター副センター長の木本晃氏が登壇し、「まちが素敵になるしかけ〜4年間で1000人に会おう〜」と題して講演を行いました。
地域連携公開講座プログラム「まちと、ひらく。」は、地域で挑戦を続ける実践者を講師に迎え、地域の現状や課題、葛藤や工夫、未来に向けた挑戦について、実体験を交えてお話しいただく公開講座です。学生が地域への見方を広げ、自身の学びや進路、研究、活動について考えるきっかけをつくります。地域の皆さまをはじめ、どなたでもご参加いただけます。
1. 「まちを素敵にする」のではなく「まちが素敵になるしかけ」をつくる
木本氏は、まちづくりにおいて、自分が主体となって「まちを素敵にする」のではなく、周囲の人々が主体的に関わりたくなる「まちが素敵になるしかけ」をつくることの重要性を強調しました。
制度やルールといった「仕組み」を整えるだけでなく、人々が自ら楽しんで関わりたくなるような工夫を凝らし、地域をよりよくしたいと考える当事者を増やすことが大切であると語りました。
2.地域の実践事例に学ぶ、自律的なコミュニティの力
阪神・淡路大震災での経験を通じて、行政や制度だけに依存せず、地域の人々が主体的に行動し、互いに助け合うコミュニティの重要性を実感した経緯が紹介されました。
また、地域の人々の自発的な行動から生まれた取り組みとして、愛別町の「ハッピーボーン」、帯広市の「北の屋台」、富良野市の「フラノマルシェ」など、北海道内のさまざまな実践事例が紹介されました。
3.仲間と共に地域の未来をつくる「コミュニティシップ」
木本氏は、地域には時代や場所を問わずさまざまな課題があり、明確な答えのない課題に対しては、共に悩み、考え、行動する仲間の存在が重要であると語りました。
また、まちを素敵にする取り組みは、一人の思いから始まり、夢や目標を語ることで仲間が集まり、実現へとつながっていくと説明。互いの力を生かし合いながら、自分にできることを考え、チームの一員として行動する「コミュニティシップ」の大切さについて、さまざまな実例を交えて紹介しました。
地域と大学の連携をめぐる意見交換


講演後の質疑応答では、参加した地域の実践者や本学教職員との間で、若者の地方定着や自立支援、大学での「課題発見解決型学習(PBL)」のあり方について活発な意見交換が行われました。地域課題を身近な問いとして捉え直し、対話を通じて学びを深める重要性が再確認されました。
地域と大学が共に考え、未来をひらく

地域連携プログラム「まちと、ひらく。」は、今後も第7回まで、地域で挑戦を続ける実践者を講師にお迎えして開催いたします。手稲駅前の新キャンパス開設も見据え、北海道科学大学はこれからも学生・教職員・地域住民が立場を超えて集い、共に未来を考える「対話と共創の拠点」として役割を果たしてまいります。
次回のお知らせ

【第2回】ふるさとの未来を創る
■演題:ふるさとの未来を創る〜情熱と当事者意識がマチを変える〜
当別町の将来を見据え、空き家の活用や商店街の活性化に挑む取り組みを紹介します。地域の仲間を巻き込み、行政と連携しながら、自ら行動することの大切さや、地域づくりにおける情熱と当事者意識の重要性についてお話しします。
■講師:辻野浩(当別まちづくり株式会社 代表取締役社長)
生まれ育ち、現在も活動する当別町の将来を見据え、地域の仲間を探し、育てながら、空き家・空き地の活用や商店街のにぎわいづくりに取り組んでいます。地域の人々の当事者意識を引き出し、行政への提案や連携、自らの行動を通じて、ふるさとの未来をつくる活動を続けています。
■日時:10月1日(木)16:20-17:50 (17:50-19:00まで情報交換会・軽食あり)
■会場:北海道科学大学E棟1階ホール
本講座は学生だけでなく、地域の皆さまをはじめ、どなたでもご参加いただける公開講座です。地域づくりやまちづくり、地域での新たな挑戦に関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。
興味を持ったら・・・
この記事をSNSでシェア
