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「感染対策研修会」において本学薬学部 薬物治療学分野 山田 武宏教授が講演を行いました

2024年7月7日(日)に、全道の薬学関係者が一同に集う「北海道薬学大会」が開催されました。

同大会において実施されたプログラムの1つである「感染対策研修会」において、本学薬学部 薬物治療学分野 山田 武宏教授が「これからのAMR対策において保険薬局薬剤師に期待される役割」と題して講演されました。

講演では、日本における薬剤耐性(AMR)や抗菌薬使用の現状に関する話題から、本学薬学部において先生が関わる感染症関連の教育内容に関する話まで、幅広くお話いただきました。さらに、保険薬局薬剤師にとって感染症領域では初めての認定薬剤師制度「外来抗感染症薬認定薬剤師」の概要についてもご紹介いただきました。

わが国の抗菌薬使用量の9割が内服薬で、かつ外来で処方されている実態を踏まえ、外来処方箋に関わる保険薬局薬剤師が、抗菌薬適正使用により深く関わることで、薬剤耐性(AMR)問題の解決、改善へ大きな推進力となることが期待されます。

同講演会は約2時間半のプログラムでしたが、保険薬局薬剤師、病院薬剤師、薬学部生、ほか薬学関係者が多数出席し、定員200名の会場がほぼ満席となる盛況ぶりでした。

山田教授は感染症治療に関わる医師、薬剤師が主な会員となっている日本化学療法学会において評議員等を務めており、日本における抗菌薬の適正使用推進を考える上で重要な指針である「抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス」の執筆メンバーも担当されています。