2023年度ティーチング・ステートメント作成ワークショップ、更新ワークショップを開催しました

2024年2月26日(月)にティーチング・ステートメント(以下、TS)更新ワークショップを、同年3月12日(火)にTS作成ワークショップをZoomによるオンライン形式で開催しました。

本学では、2019年度に教員の教育改善、教育活動の可視化及び本学における教育の質向上、並びに教育業績の評価に活用するため、ティーチング・ポートフォリオの導入を決定しました。その第一の目標として、簡易版であるTSを全教員が作成・公表している状態を目指し、年に一度作成及び更新のワークショップを実施しています。

両ワークショップとも、東京大学大学総合教育研究センター副センター長の栗田佳代子氏、同研究支援員の鍋田修身氏を講師としてお招きしました。

2023年度新任教員を中心に12名の教員が参加しました。ワークショップは1日がかりで実施され、事前課題の見直しや他学科教員とのピアレビュー等が行われました。

参加した教員は採用1年目の教員が多いため、自身の教育方針について掘り下げて考える機会となり、見つめ直すきっかけになったというポジティブな感想が寄せられました。

今回参加対象となったのは、主に2021年度にTSを作成した教員89名です。

以前作成したTSの更新を通して、自身の教育活動を振り返り、教育理念と方針・方法の結びつきを説明できるようになる、足りないものに気が付いて新たに目標を設定できるようになることが更新の目的です。

参加した教員からは、グループワークでは研究分野の異なる他学科の教員と行うことで、自身の教育・研究理念を丁寧に説明する必要があるため自らの考えが整理されるいい機会になった等の声がありました。また、ワークショップはオンラインで実施されましたが、直接会話をして作業をしたいという感想も寄せられました。

 

本学では、今後も教育改善及び教育の質向上のため、この取組を継続・発展させていきます。

本学教員のTSは学内専用サイトHUSナビで公開されていますので、在学生のみなさんはぜひご覧ください。（順次更新予定）