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2024年10月31日

【100周年記念事業】手稲山の日記念ウォークイベント STEP2ファンウォーク編と「王子の森×HUSまちかどキャンパス」を開催しました

「Mt.TEINE Outdoor Fes 2024」にて、手稲山でウォーキングイベントとまちかどキャンパスを開催しました

手稲山の日記念ウォークイベントSTEP2ファンウォーク編

本イベントは、北海道科学大学組織横断型活動推進プロジェクト「+PIT」のプロジェクトである「手稲歩く観光・教育研修ルート創造プロジェクト」が主催し、手稲エリアの地域資源の認知度向上と、歩く滞在型観光及び歩く生活習慣化への動機づけを誘発することを目的としています。また、法人創立100周年記念事業 四季のイベント「秋」として開催します。

今年は、10月19日(土)にサッポロテイネ・オリンピアスキーセンターで開催された「Mt.TEINE Outdoor Fes 2024」のイベントの一環として、オリンピアスキーセンターをスタート地点とし、聖火台、リュージュ、ボブスレーコースを歩くルートで実施しました。

小雨の中開催!ノルディックウォーキングイベント実施しました

当日は雨天のため開催が危ぶまれましたが、イベント開始に合わせたかのように雨が弱まり、少しの晴れ間も見られたので、規模を縮小してではありますが、無事にウォーキングイベントを実施することができました。

イベントでは、札幌オリンピックミュージアム館長であり、1994年リレハンメルオリンピックのノルディック複合競技で金メダルを獲得された阿部雅司さんと、同ミュージアム学芸員の山谷 和正さんを講師にお迎えし、ノルディックポールを使った歩き方講座を開催しました。

歩き方講座の後は、オリンピックスキーセンターから聖火台までのウォーキングを実施。途中、霧雨に見舞われる場面もありましたが、参加者全員が元気に歩き、ゴールの聖火台を目指しました。聖火台では、手稲山にまつわるクイズを実施しました。クイズは、運営スタッフとして参加した人間社会学科の学生たちが出題し、参加者のみなさんが楽しみながら挑戦する姿が見られました。

今回、運営スタッフを含めた53名の方にご参加いただきました。あいにくの天候ではありましたが、自然の中でのウォーキングと「学び」の時間が相まって、思い出に残るイベントとなったのではないでしょうか。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

「Mt.TEINE Outdoor Fes 2024」~「王子の森プレゼンツ」Ⅱ.手稲山ステージ

「王子の森×HUSまちかどキャンパス」

~ネイチャーポジティブをテーマに、楽しく学ぶひととき~

「ネイチャーポジティブ」をキーワードに、未来の地域と自然のことなどを楽しく考える公開講座「王子の森×HUSまちかどキャンパス」が開催されました。

北海道科学大学 未来デザイン学部「地域文化論」を履修する学生たち(人間社会学科・理学療法学科)が4つのトークコーナーに登壇し、話題提供をいただいた王子マネジメントオフィス株式会社 グループ事業開発本部 豊嶋悠哉さんとのトークセッション形式でイベントは進行しました。「自然と人との関わり」「持続可能な社会の在り方」など、多彩な視点からテーマが語られました。

このプログラムは、授業の一環として取り組まれており、ガイダンスから事前準備、当日の参加、そして後日のプレゼン発表まで、学生たちは一貫してイベントに関わっています。学びを実際の場で活かす、まさに“生きた授業”となりました。

地域連携の広がり ―「手稲郷土史研究会」とのコラボレーション

本イベントでは、地域団体「手稲郷土史研究会」との連携も実現しました。会場には、昭和41年に描かれた『手稲町鳥瞰図』の大型パネルを展示。来場者の関心を集め、手稲山の歴史と自然環境に対する理解を深める貴重な資料となりました。今後は、手稲中央小学校の創立140周年記念行事や、北海道科学大学100周年記念会館(図書館)でも展示が予定されています。

子どもから大人まで楽しく学べる「ネイチャーポジティブ」

森とお菓子とパッケージ~楽しみながらサステナブルを学ぶ~

イベントでは、王子ホールディングスが国内約650ヶ所・計19万ヘクタールに及ぶ「王子の森」の保全活動や、脱プラスチック社会に向けた「サステナブル・パッケージ」への取り組みについても紹介。
参加者には、「ルマンド」(株式会社ブルボン)と「KARPALO & KINUSKI」(Elovena社)のお菓子が配付され、実際の紙パッケージを手に取って素材や特徴を体感しながら学ぶ時間となりました。

また、ステージ横では「王子の森」の位置を『手稲町鳥瞰図』から読み解くワークや、手稲郷土史研究会の皆さんによる歴史的背景の解説もあり、来場者は自然と文化のつながりについて興味深く耳を傾けていました。

学生たちの挑戦 ― 伝える力と考える力を育む機会 ―

今回の授業では、ネイチャーポジティブや王子の森、手稲山、サステナブル・パッケージなど、多岐にわたるテーマを学生が主体的に学び、発信することが求められました。主な対象者は「こども・親子」。専門的な言葉をかみ砕いて話したり、自分なりの言葉で自然や地域のことを伝えたりなど、まさに“考える力”と“伝える力”が試される現場でした。

教職員、学生、ゲストを含め、運営には総勢39名もの関係者が携わり、当日はのべ100名の方に聴講いただきました。多くの人の協力と参加が、このイベントをより実りあるものにしてくれました。

同日には「手稲山の日記念ウォークイベント STEP2:ファンウォーク(ノルディックウォーキング)」や「手稲山の日メッセージコーナー」、「モルック体験」も開催され、学生はそれらを題材とした課題作成にも取り組みました。

今回の取り組みを通して、王子ホールディングス様、地域団体のみなさま、そしてご来場いただいたみなさんとの素敵なつながりが生まれました。このような学びの機会をいただき、本当にありがとうございました。