「3師会共同での地域フォーミュラリ」薬事日報に北海道科学大学と手稲地区の医師会、薬剤師会、歯科医師会の共同事業についての記事が掲載されました。
2023年10月11日(水)に発刊された薬事日報に、薬学部薬学科の大滝 康一 准教授と手稲地区の医師会、薬剤師会、歯科医師会の3師会との共同事業について記事が掲載されました。
「地域フォーミュラリ」は、地域の医師、薬剤師などの医療従事者とその関係団体との協働により、有効性・安全性に加えて、経済性なども含めて総合的な観点から最適であると判断された医薬品が収載されている、地域における医薬品集及びその使用方針と定義されます。
手稲地域の3師会は、この度、「ていね地域フォーミュラリ」と名付けて地域フォーミュラリの運用を開始いたします。本学が手稲にあるという立地条件と、医薬品の適正使用が研究領域であることから、この委員会メンバーに北海道科学大学 薬学部 薬学科の大滝 康一 准教授が参加しています。
地域フォーミュラリの実践により、患者にとっては転院に伴う薬剤変更の減少による安心・安全な医療の提供や薬剤費の削減が、医療機関や保険薬局にとっては、薬物治療の標準化や在庫問題の解消、薬剤鑑別作業の簡易化がメリットとなり、支払い側である国や自治体、保険者にとっても、医療の質の維持と医療費の削減がメリットとして考えられます。
フォーミュラリで初回に導入する薬効群として、歯科領域も加味した4薬効群の薬剤について導入していきます。大滝准教授は、大学病院で病院薬剤師として勤務していた経験と自らの研究領域の知識を活かし、フォーミュラリ策定においての助言やフォーミュラリの実践による医療経済効果などを検証し、研究成果として広く発信していく予定です。
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