2023年度タイ文化研修を実施しました
3月1日(土)~6日(水)の4泊6日の日程で、タイ文化研修を実施しました。
今回7名の学生と引率教職員2名の合計9名で実施された本研修は、タイを訪問し、現地の歴史、文化に触れると同時に、在泰日系企業訪問や現地大学生との交流を通して、経済や生活を知ることを目的としています。
~自由研修(1日目・2日目)~
自由研修1日目は、1767年から417年間アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた都市であるアユタヤを訪問しました。
真っ青な空のもと、澄みきった空気の中で長い手足を伸ばし、静かに笑みを浮かべている巨大根釈迦仏で有名な「ワット・ロカヤスターラーム」、木の根の間に埋め込まれた仏像の頭で知られている「ワット・マハタート」、16世紀初めに御朱印貿易に携わった日本人たちによって築かれ、18世紀初めころに消滅した「日本人村」などを訪れ、タイの文化、歴史を肌で感じることができました。
また、大きな池の周囲にたくさんの土産店や飲食店が軒を連ねるアユタヤ水上マーケットでは、象乗り体験や船に乗ってマーケットの雰囲気を楽しみました。
自由研修2日目は、事前に学生たちが訪れてみたい場所、やってみたいことなどを出し合い、それぞれの優先順位や位置関係、所要時間などを検討して、当日の予定を作成しました。
まずは広大な敷地の中に15,000件以上のショップや露店が軒を連ねるチャトチャック・ウィークエンド・マーケットに行き、その後、タイ最大級となる複合施設アイコンサイアムを訪れました。昼食を含めて自由時間として、学生たちはそれぞれ自分たちの興味のある食事や買い物を楽しみました。最後は黄金の涅槃仏で有名はワット・ポーを訪れ、昨日に引き続きタイの歴史に触れました。









~パンヤピワット経営大学(PIM)訪問(3日目)~
3日目は、2023年7月に本学と相互交流を目的に協定を締結したパンヤピワット経営大学(PIM)を訪問しました。PIMはタイの最大財閥であるCP グループ企業CP ALL が経営する、同国最初かつ最大の企業大学で、約14,000人の学生が工学部、経営学部、食品ビジネス学部など10学部27学科で学んでいます。
午前中は、CP ALLとPIMの紹介をしていただき、その後キャンパスツアーを行いました。Work Based Learningと呼ばれている専門職教育を実践している広大なキャンパスには、その教育内容を実現させる様々な学問分野の実習、実験施設が充実していました。また、午後からはリベラルアーツ学部のビジネス日本語学科及び工学・テクノロジー専攻の学生達との交流の時間となりました。それぞれ作成したスライドを使用して自己紹介をした後、事前に準備したアクティビティを通して、交流を深めました。帰りにはPIMの学生が引率をして、夜のバンコクの街を案内してもらい、充実した時間を過ごすことができました。









~北洋銀行バンコク駐在員事務所訪問・自由研修(4日目)~
バンコク最終日は、北洋銀行バンコク駐在員事務所を訪問しました。
所長の平田佳範様、副所長の平田穂高様、現地の職員の方々から、タイの経済・金融状況や文化、並びにタイに進出している北海道企業の取り組み等をお話ししてくれました。
参加した学生からも、「海外で働く日本人のリアルな話しを聞けて良かった」「タイと日本の似ている所や違う所がわかり勉強になった」といった感想もあり、有意義な時間となりました。
続いて向かったのは、キングパワー・マハナコーンビルの最上階78階に位置するマハナコーン・スカイウォークです。地上314mのビュースポットとして有名な場所です。360度のパノラマビューが楽しめ、ガラス床からの眺めも迫力があり、学生たちも開放的な空間をおおいに楽しんでいました。






~さいごに~
本研修は、研修プログラムの一部を学生たちが意見を出し合いながら組み立てました。そのプロセスにおいて、主体性や協調性等を身に付け、実際組み立てたプログラムを基に、現地で様々な異文化へ触れることで実行力や適応力等を養うことができました。
また、現地の大学生や企業の方々と接することは、今後の大学生活、更には卒業後の進路に少なからず良い影響を受けたのではないかと感じています。
今回の研修実施にあたり、ご協力いただいた各関係機関の皆様に心から感謝申し上げます。
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