名寄市の歴史文化遺産継承に向けた魅力発信クラウドファンディングに、未来デザイン学部有志学生が地元住民と協働でチャレンジしています!
道北・名寄市にある北国博物館野外展示「SL排雪列車キマロキ編成(通称:キマロキ)」の保存継承活動を支援することを目的に、未来デザイン学部の有志学生がプロジェクトデザイン(事業構想)実践としてクラウドファンディング「キマロキの記憶を繋ぎたい!~パンフレットリニューアルから未来へ~」に、地元団体と協働をチャレンジしています!

このプロジェクトは、名寄市北国博物館で保存展示50年を迎える「キマロキ」の節目に合わせ、保存当初から半世紀に渡り保存ボランティア活動を継続してきたキマロキ保存会が、魅力発信のための解説パンフレット等のリニューアルを検討していたことがきっかけでスタートしました。
クラウドファンディングの実施に向け、今年3月頃から有志学生らによる現地アリング調査やプロジェクト全体のデザインを開始しました。その後、ウェブデザインや返礼品の検討、事前のプロモーション活動も企画検討を重ね、5月11日には名寄市内にてJR観光列車運行に合わせたPR活動、関係者へのインタビュー調査も実施しています。

クラウドファンディングは5月12日午前10時からスタートし、わずか2日間で目標支援額の約50%まで到達していますが、期日の6月8日23時に向けたプロモーション活動を引き続き実施していく予定です。6月1日に開催される「なよろアスパラまつり」会場での市民向けPRも実施予定です。
プロジェクト内企画の一つである解説パンフレットリニューアルは、クラウドファンディングと並行して準備を進めています。関係者インタビュー調査やパンフレットデザイン案の検討、デザインや文章校正等を行いながら、7月19日~21日の期間で開催予定の「保存50年記念イベントキマロキまつり(名寄市北国博物館)」で完成品がお披露目される予定です。


プロジェクトメインメンバーである3名(メディアデザイン学科2年津田彩花さん、岡田一花さん、人間社会学科2年山田楓さん)は、「保存から50年を迎えるキマロキそのものはもちろんですが、保存に携わられてきたSL機関士や市民の方々の記憶や想い出、オーラルヒストリーもしっかり受け止めながら、次の50年後に継承していくお手伝いが出来れば。自分たちが得てきたデザインや地域創造の学びを活かしながら、出来ることから取り組んでいきたいです」と述べていました。
プロジェクトに協働で取り組むキマロキ保存会や音威子府村若手まちづくりグループnociw*の皆様からは「名寄市外の大学生が地域のことや住民の取り組みに関心をもって、一緒に活動をしてくれること自体が価値だと感じています。過疎化が進み担い手が不足していく中で、今回のような地域の枠を超えた支え合い、本来の「関係人口・応援人口」がさまざまな形で発展していくよう、大学生の皆さんの取り組みを応援し一緒に頑張っていきたいです。」と述べられていました。
今回のクラウドファンディングはAll-or-Nothing方式で行われ、期日までに目標支援額に達しなかった場合は不成立となります。歴史文化遺産であるキマロキ継承、そして本学有志学生のチャレンジそのものに対してのご支援ご協力のほど、よろしくお願い致します。
(プロジェクト総括責任者:人間社会学科助教 横山貴志)
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