2024年度 応用物理学会リフレッシュ理科教室<北科大会場>を開催しました
2024年9月1日(日)、2024年度の「応用物理学会 リフレッシュ理科教室<北科大会場>〜プログラミング&電子工作ワークショップ〜」を開催しました
「リフレッシュ理科教室」は、応用物理学会が主催し全国の各支部において、電気電子系の科学とモノづくりの楽しさを知ってもらい、未来の研究者・技術者をめざす子供達を増やしたいというねらいで実施している事業です。
なお「リフレッシュ理科教室」は、応用物理学学術・教育奨励基金、および応用物理学会将来基金からの支援により実施されています。




本学を会場としての科学講座の実施は2008年から開始し、現在までほぼ毎年開催して来ました。今年は昨年度に続き、木村研究室大学院生の企画による実施です。
- 日 時
- 2024年9月1日(日) 13:00〜16:00頃
- 会 場
- 北海道科学大学 札幌市手稲区前田7条15丁目4-1
F棟3階 F314実験室(電気電子工学第2実験室) - 対 象
- 小学5年生〜中学3年生
- 後 援
- 電気学会北海道支部、電子情報通信学会北海道支部
木村ゼミの大学院生、安田さんはフィジカルコンピューティングによる電気電子系テクノロジー教育が研究テーマ。
前回・今回と彼が研究の一環として教材開発、講座のデザイン、進行役も務めました。
今回はmicro:bitと内蔵の温度センサーを用いて、設定温度以上になったらプロペラが回る、センサー付きミニ扇風機を作製します。扇風機用のプロペラと全体のケースは、同じく木村研究室大学院生の小向さんが、3Dプリンタを使って参加者全員分を作ってくれました。
今回参加者してくれたのは、小学5年〜中学1年の9名の皆さん。(10名の予定でしたが、1名が当日の体調不良で欠席。)
大学側の学生スタッフは小向さん(電気電子専攻修士1年)、長谷川さん(電気電子4年)、内田さん(電気電子4年)、加賀さん(電気電子2年)および今回の中心となる安田さん(電気電子専攻修士2年)、そして木村教授の6名です。






今回の教室ではまず最初に木村教授から、実施の趣旨、主催の応用物理学会、リフレッシュ理科教室について説明。続いてすぐに安田さんに進行役をバトンタッチ。前半では MakeCodeの環境でmicro:bitでの制御プログラムを作成します。
皆さん手際が良く、サクサク作業が進みます。人によっては自分でどんどんプログラミングを進めていました。
ここで休憩をはさんで、後半は工作を進めます。ただし実際は込み入った作業もあり、すべてを自分で行ってもらうとするとかなり時間がかかる見込み。そのため今回、基板をあらかじめ発注して作製、ある程度の配線は事前に安田さんが済ませました。当日は数箇所だけ参加者自身ではんだ付けを行ってもらいました。
その後、ケースにモータ、基板、micro:bitを組み込んで、プログラムをmicro:bitにダウンロード。全員がほぼ順調に完成させることができました。




終了予定時刻までまだ余裕があったので、小向さんが3Dプリンタについて解説を行い、今回用いた3Dプリンタの実物を見学してもらいました。一方で、その間に自分でプログラムを色々と弄ってみる子もいて、それぞれに楽しんでくれました。
参加者アンケートの結果からも参加した子たち全員が、楽しかった、またやってみたいと答えてくれています。今回の実施内容、評価については、来週の電子情報通信学会ソサイエティ大会で安田さんが講演発表する予定です。
今回参加してくれた小・中学生の皆さん、保護者の皆さん、また学生の皆さん、ありがとうございました!
今回の応用物理学会リフレッシュ理科教室<北科大会場>については、木村教授のブログ「木村尚仁研究室のブログ」でも詳しく掲載されております。是非ご覧ください。

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