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2022年04月25日

「途上国にきれいな水を届ける」。薬学科 三原 義広講師の研究が、公益財団法人JKAの「機械振興補助事業」に採択されました

薬学科 三原 義広講師(寒地先端材料研究所 研究員)の研究が、公益財団法人JKAの「機械振興補助事業」に採択されました。

「機械振興補助事業」は、機械・公益事業のそれぞれの分野において、「チャレンジ」、「チェンジ」をキーワードに、さまざまな社会的課題を解決するための取組を積極的に支援している公益財団JKAが実施する補助事業で、以下のような課題を解決することを目的としています。

今回採択された内容は以下のとおりです。

採択課題名

自律浮沈粒子を用いた電力不要な革新的水浄化システムの開発

研究目的

手作業による粒子の製造を自動化し、より均質な粒子を作ることができるようになり浮沈機能が安定化する。自律浮沈ゲルを高機能化するため処方を最適化しやすくなり、同時に水浄化ゲル用の吸着剤の多種化、ロジスティックス適正のための長期保管の実現を実施することにより、最終目標を達成する。

研究概要

本研究では、大型浄水施設を建設する予算がない地域でも、電気が貴重な地域でも、家庭の小さな水瓶でも、有害物質に汚染されていない飲料水を容易に得られる「1Lの水を三時間で飲用可能とする電力不要な革新的水浄化システム」の開発を目指しています。

2030年頃には、途上国を中心とした、人口増加による水・食料不足が世界的な問題として警告されており、水需要への対策が求められていますが、途上国では基本的な給水サービスがそもそも足りていません。更に、これまでの水浄化の方法としては、浄水場の建設等、大型の予算が必要であることから途上国での導入が難しいため、導入のしやすい浄水方法の確保が強く求められています。

三原先生は、有害物質を吸着できるゲルビーズの研究を進めており、水面にゲルビーズを投下するのみで、水の浄化を可能とすることを目指しています。

その他

SDGs課題の6番「安全な水とトイレを世界中に」を目指した研究です。

※4月19日(火)にサテライト石狩で開催された補助事業交付式セレモニーの様子 中央が三原講師

世界の水問題の解決を目指す、三原先生の研究にぜひご期待ください。