建築学科 長谷川ゼミの学生が「北海道建設新聞」の取材を受けました
建築学科の長谷川ゼミが取り組んでいる「地場の職人と学生の協働による家具制作プロジェクト」が、このたび北海道建設新聞の取材を受けました。

プロジェクト「地場の職人と学生の協働による家具制作」の背景
長谷川ゼミでは、以下の2点を主軸とした教育実践を行っています。
- 学術的視点: プロによる施工と学生によるDIYを、構法的にいかに接続させるかの検討
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教育的視点: 地域のものづくり従事者と学生との、人間的な関係構築
今年度は、これらを実現する試みとして、ゼミ室で使用する「ミーティングテーブル」を地場の職人と学生が協働で製作しました。

取材の内容
1/1スケールの経験から学ぶ
取材では、長谷川 敦大助教から今回のプロジェクトに込めた想いが語られました。
地域でものづくりに携わる職人と関わりながら、自らの手で1/1スケールの制作を行う経験を通して、座って教科書を読んでいるだけでは得ることのできない、これから建築の世界で生きていく上で大切な『多様な人々と協働して一つのものをつくり上げる力』を培ってほしい。
この教育方針のもと、学生たちが実際の製作現場でどのような気づきを得て、経験を積んだのかを詳しくお伝えしました。
学生たちの声:プロの技と「ものづくり」の厳しさに触れて
実際に製作に携わった学生たちからは、机上では得られないリアルな学びの声が上がりました。
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「つくる」ことの難しさと達成感 /4年 漆 唯真さん
「手作業で家具をつくり上げることは想像以上に難しく、想定外のトラブルで納期が危ぶまれる場面もありましたが、必死に解決策を見つけ出し完成させることができました。実際に使い始めてから気づくわずかな傾きなど、形にして初めて分かる発見の連続でした。」 -
プロフェッショナルの凄みと優しさ /4年 西川 凜花さん
「自分たちが短時間で根を上げてしまうような緻密な作業を、職人さんは何時間も続け、完璧に美しく仕上げていく。その姿にプロと素人の圧倒的な差を実感しました。また、職人の皆さんはプロとしての強いプライドを持ちながらも、私たちの素朴な疑問に一つひとつ丁寧に答えてくださり、その温かな人柄に触れられたことも大きな財産です。」



今回の取材を通じて、学生たちは「打合せで決定すべき事項の多さ」や「現場での調整」など、実社会の建築教育に不可欠なプロセスを肌で感じていました。
これは、長谷川助教が掲げる「多様な人と関わりながら一つのものをつくり上げる」という教育方針が、学生たちの確かな成長として実を結んでいることを物語っています。
学生たちが職人さんと共に汗を流し、知恵を絞って完成させたこのテーブル。ゼミ室にお越しの際は、ぜひそのディテールに触れ、学生たちの奮闘の成果を感じてみてはいかがでしょうか。
この貴重な経験を糧に、学生たちが将来、建築業界を支える一員として力強く活躍していくことを心から応援しています。
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