義肢装具学科で特別講演｜卒業生で株式会社ADAPT代表 須藤佑介氏が語る「医療×起業」（2025年5月16日開催）

2025年5月16日、保健医療学部 義肢装具学科では、3・4年生を対象に、現役の義肢装具士による講演会を開催しました。

講師としてお招きしたのは、本学を2014年3月に卒業し、義肢装具士免許を取得された須藤佑介（すどう ゆうすけ）氏です。

須藤氏は、卒業後すぐに川村義肢株式会社に入社し、2019年6月まで在籍。
その後、大阪府堺市にて個人事業として「ADAPT」を立ち上げ、2021年12月には法人化し、株式会社ADAPTを創業されました。

講演では、義肢装具士としてのキャリア形成の過程や、個人事業から法人化に至るまでの経験についてご紹介いただきました。
また、臨床現場において、インソールをはじめとした製品に客観的なデータをどのように反映しているか、評価や記録の工夫についても具体的にお話しいただきました。
さらに、製品の提供にとどまらず、装具を使用する意義を含めた提供前後のサービスにもデータを活用している点についてもご説明いただきました。

講演後には、学生から臨床での判断基準や働き方、キャリア形成に関する質問が活発に寄せられ、それぞれが自身の将来を考える貴重な機会となったようです。

須藤氏の実践に基づいたリアルなお話は、学生にとって非常に身近で現実的な学びとなりました。

今後も本学では、卒業生による講演を通じて、現場の知見や多様なキャリアの在り方に触れる機会を大切にしてまいります。