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人間社会学科特別講演会「地方のまちづくりと人とのつながり」を開催しました

【地方のまちづくりと人とのつながり】特別講演会を開催しました

2025年11月13日(木)、北海道中川町役場の下村章浩氏を講師に迎え、特別講演会「地方のまちづくりと人とのつながり〜飛騨の“地域”と“人”〜」を開催しました。当日は、人間社会学科の1~3年生を中心に約80名の学生が参加し、地方の現場で積み重ねられている実践と学びに触れました。

下村氏は現在、中川町役場で行政職員として勤務しながら、過去に岐阜県飛騨市へ2年間出向し、市職員としてまちづくり・観光振興・地域活動支援に携わってきました。
講演では、関係人口創出に取り組む「ヒダスケ!」や、地域文化の継承を支える「つるしかざり研究会」のサポートなど、住民と協働しながら進めた数々のプロジェクトを紹介。「まちづくりは制度や事業から始まるのではなく、人と人とのつながりから芽生えるもの」と語りました。

“行政職員”と“一市民”の間で揺れ動く葛藤と学び

行政職員でありながら一市民としても地域に関わる「公」と「私」の間で感じた葛藤や、自らの思いを重ねながら仕事に向き合ってきた経験が紹介されました。「住民が主役であり、行政はすべてを“してあげる”立場ではない」「関係性をデザインすることがまちづくり」といった視点は、制度や効率を重視しがちな行政のイメージとは一線を画し、学生たちに新鮮な驚きと共感を与えていました。

クロストークで深まる議論

講演後半は、行政職員時代の同期であった本学の横山貴志助教(人間社会学科)とのクロストークへと発展。当時の行政職員同期でもある二人ならではの軽快なやりとりを交えながら、地域で働くことのリアルが語られました。
さらに、学生からは「地域によってシビックプライドに差が出るのはなぜ?」「なぜ住民一人ひとりの地域への愛着が重要なのか?」といった質問が寄せられ、下村氏は丁寧に回答。対話を重ねる中で、学生の理解はより立体的に深まりました。

朝倉圭一氏の講演と“対になる”学びの機会に

本講演会は、本学が取り組むシリーズ企画の一環で、前回の朝倉圭一氏(やわい屋店主)による講演と対を成す内容として実施しました。
朝倉氏が語った「日常の暮らしの中にある豊かさ」、そして今回の下村氏が語った「制度を超えて人と関わるまちづくり」。異なる立場から語られた地域観は、学生にとって地方の暮らしや働き方を多角的に捉える貴重なヒントとなりました。

今後も北海道科学大学は、地域社会の課題や可能性を“現場の声”から学ぶ機会を継続的に提供し、学生の探究心と主体性を育む教育を推進してまいります。