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【特別講義レポート】作詞家/ライター・工藤 寛顕 様による「なぜか作詞家になりました」|メディアデザイン学科3年「メディアデザインセミナーⅠ」

2025年7月9日(水)、未来デザイン学部メディアデザイン学科の3年生が受講する専門教育科目「メディアデザインセミナーⅠ」にて、特別講義「なぜか作詞家になりました」を実施しました

特別講義講師:作詞家/ライター 工藤 寛顕 様(2016年本学卒)

特別講義ではフリーランスで作詞家として働くことについて詳しくお話を伺うことができました。

「作詞家という仕事」

作詞の仕事は、クライアントからの依頼に応じて歌詞を書くだけでなく、コンペ形式で選ばれることや、仮歌詞の制作を通じて報酬を得るケースもあるといいます。

多くの場合、作曲されたメロディが先にあり、それに合わせて歌詞をつけるスタイルが一般的とのことで、工藤さんは早ければ1日、長くても1~2週間で作詞をされるそうです。

「音楽的な素養と徹底したリサーチ」

作詞の仕事には音楽的な素養はもちろん、徹底したリサーチも必要です。メロディごとの文字数を正確に把握し、世界観に合わせて表現を練る作業が求められます。

特にアニメ作品の楽曲では、登場キャラクターやストーリーについてなど、設定の読み込みと表現力が欠かせないそうです。

講義では、作曲家が制作した楽曲に、工藤さんが書き下ろした歌詞を楽曲制作アプリに取り込み、再生する場面もありました。学生たちは、プロの制作工程に驚いていた様子でした。

「すべての経験が糧になる」

工藤さんは本学卒業後、声優・俳優養成所に入所し、オーディオショップ勤務を経て、現在、作詞家/ライターとして活躍されています。一見バラバラな経験が、現在の活動にすべてつながっていると話し、学生たちには「無駄なことはない」と強くメッセージをいただきました。力強く情熱的な講義が印象的でした。

講義をいただきました工藤さん、誠にありがとうございました。