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「日本薬学会北海道支部第150回例会」の口頭発表部門において大学院薬学研究科博士課程1年の中村祐喜さんが学生優秀発表賞を受賞しました

2023年5月20日(土)・21日(日)に行われた日本薬学会北海道支部第150回例会において、大学院薬学研究科1年の中村祐喜さんが学生優秀発表賞受賞しました

受賞した、中村さんにお話を伺いました

演題名:「線維化した腎間質領域を標的とするⅣ型コラーゲン親和性搭載ナノ粒子の構築」
発表者:〇中村祐喜、戸上紘平、丁野純男

今回発表された演題は薬学部生として進めてきた研究の集大成と聞きました。これまでに達成したことを教えてください

慢性腎臓病の治療を目的とした、新規ドラッグキャリアの開発を進めました。腎臓病が進行すると、病巣にIV型コラーゲンが過剰に蓄積されていきます。そこで、ドラッグキャリアとしてIV型コラーゲンに付着しやすい性質をもたせたナノ粒子を開発しました。この技術によって、薬を必要な部位にピンポイントで届けることができる可能性を見出しました。

大学院での研究について教えてください

これまでの研究で薬を必要なところに届ける技術を新規に開発したので、この技術をさらに効率の良いものに発展させていきたいと思います。さらに、実際に治療に用いる薬をドラッグキャリアで送達することで、その治療効果の促進と副作用の低減という大きな課題の解決を目指していきたいと考えています。
この研究を進めることで、慢性腎臓病治療に広く貢献できる薬の開発を通して近未来の高度医療に貢献できるよう、大学院で日々励んでいきたいです。

中村さん、この度の受賞おめでとうございます。
今後の更なる活躍を期待しています。