HTB「イチオシ!!特命係」7月4日(火)の放送に情報工学科の松﨑教授が出演します。
2023年6月26日(月)苫小牧市で、情報工学科の松﨑 博季教授が、HTB「イチオシ!!」のコーナー「イチオシ!!特命係」の取材を受けました。
この様子は2023年7月4日(火)15:45~19:00に放送される「イチオシ!!」で紹介される予定です。
(大きな事件事故や災害等があった場合、放送内容が変更となる場合があります。)

「イチオシ!!特命係」は、視聴者からの疑問を「イチオシ!!」メンバーが調査し、回答するコーナーで、今回の疑問は「車に取り付ける『鹿との衝突防止のための笛』の効果」に関するもの。
今回、鹿との衝突防止について長年研究を続ける松﨑先生に取材の依頼があり、早朝に鹿の出没が見られることから、これまでも先生が頻繁に実験を行ってきた、苫小牧市の苫東エリアで早朝に取材を行いました。


取材ではまず、車に笛を付けていない状態で鹿の付近を走行させ、続いて笛を取り付けて走行。
鹿の反応の違いを比較し、笛を付けた状態で鹿の動きが止まることが確認できました。


続いて笛を取り付けた状態の車内から、笛の音を計測し、僅かながら笛から出る音の波形を確認できました。
鹿は1km先の木が枝が折れる音を認識できると言われており、松﨑教授は「僅かな音でもこの音が鹿に届けば鹿に警戒行動を促すことができ、衝突リスクを低減できる可能性がある」とコメントしました。


続いて松﨑先生が研究・開発した「超指向性スピーカーを利用した車載動物よけスピーカーシステム」を車に取り付け、鹿が反応する音を発しながら走行する実験を行い、「鹿の警戒音」を発することで、鹿が立ち止まる様子が確認出来ました。
超指向性スピーカーは、狙った直線上に音を届ける仕組みで、車に取り付けた際、車内からは聞こえにくく、遠くの鹿にだけ音を届けます。
松﨑先生は鹿よけ笛の場合、車の取り付け位置や、速度、風行・風速などによって効果が左右されるため、数年前からスピーカーから音を出すことによる、鹿よけの研究を行っています。
松﨑先生の研究については以下をご覧ください。
松﨑博季教授が「音によるエゾシカと車両の衝突回避に関する実験」を行いました
https://www.hus.ac.jp/old-news/hit_topics/2020/09/202009234194/
「HUS NEWS LETTER」Vol.38 NO.2 2020 PDF
https://assets.hus.ac.jp/about/assets/2022/docs/husnewsletter38-2.pdf
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