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情報科学部開設記念シンポジウム「情報科学教育がひらく未来」を開催しました

2025年9月3日(水)北海道科学大学にて、情報科学部開設記念シンポジウム「情報科学教育がひらく未来」を開催しました

本シンポジウムは、9月3日(水)~5日(金)に本学で開催された「第24回 情報科学技術フォーラム(FIT2025)」内のプログラムの一つです。

当日は、約150名(うちオンライン44名)の皆様にご参加いただきました。心より御礼申し上げます。

基調講演「北海道の未来を拓くDXと先端産業~地域経済の発展と情報技術の役割~」

講演者 竹野直人様(経済産業省 北海道経済産業局 製造・情報産業課長)

 北海道が直面する人口減少や高齢化、産業人材の不足といった構造的な課題を示し、それを乗り越えるための情報科学やDXの役割、人材育成の重要性について語られました。

パネルディスカッション「情報科学教育がひらく未来」

パネリスト
  竹野直人様(経済産業省 北海道経済産業局 製造・情報産業課長)
  岩谷圭介様(株式会社岩谷技研 代表取締役/発明家)
  梶 達 様(上士幌町役場 デジタル推進課 課長)
  川上 敬 (北海道科学大学 学長)

司会 磯田彩実様(テレビ北海道 アナウンサー)

 パネルディスカッションでは、「北海道におけるデジタルの役割」「デジタル化に求められる人材」「新たな産業・起業・雇用の可能性」「情報科学教育の役割と教育機関への期待」の4つのテーマのもと、活発な意見交換が行われました。

北海道の広域分散や人口減少に対応するうえで、デジタルは不可欠な道具であり、柔軟に活用できる実践力や、多様な立場に伝える力を持つ人材が必要だという議論がありました。また、多様な人材を適材適所で活かすことが教育の役割であるという見解が示されました。

 さらには、地域で人材を呼び込み定着させるには、地域資源を見直し、独自の魅力を示すことが欠かせないとの意見がありました。最後に川上学長から「地域で学び、地域に還元する教育」を通じ、将来はパネリストのように地域を牽引する卒業生を育成したいとの発言があり、閉会となりました。