NEWS

お知らせ

メディアデザイン学科卒業生が作家デビューしました

メディアデザイン学科卒業生の天夏炉心(あまなつ ろしん)さんが原作を手掛けた漫画が出版!

メディアデザイン学科卒業生の天夏炉心(あまなつ ろしん)さんが原作を手掛けた漫画が出版されました。出版された漫画は「悪役令嬢マジョルカ・メリーゴーランドの華麗なる恋愛革命 ~漫画編集者、バッドエンドを軌道修正いたします!~」(株式会社forcs、作画:キイロイホウ / 原作:天夏炉心)です。

(C)キイロイホウ/天夏炉心/forcs

2012年4月 メディアデザイン学科に入学

天夏さんは20124月にメディアデザイン学科に入学して、大学在学中はメディアデザイン学科の授業において精力的にデジタルコンテンツの制作にかかわり、かつ課外活動では放送芸術部に所属してシナリオ制作担当として映像制作活動を積極的に行っていました。

大学卒業後はウェブデザイン会社にディレクターとして就職

2016年3月に大学卒業後、ウェブデザイン会社にディレクターとして就職。その後、編集プロダクション、出版社で漫画編集者として従事。東京を活動拠点とし、数々の漫画編集を担当しながら、イベントなどで出張編集として、持ち込みの漫画家志望者や学生に物語の作り方をレクチャー。
その傍ら、作家としてはメディアミックス作品の原案・シナリオを担当していました。そして、それらの経験を活かし、今年からフリーの文筆家として独立。本作以外の執筆も、水面下で進行中です。

天夏炉心さんから在学生に向けたメッセージ

未来のクリエイターの原石である仲間が、メディアデザイン学科にいるはず

私にとってメディアデザイン学科は『こんな自分でも輝くことのできる場所』でした。私は、昔から文章を書いたり物語を考えることが大好きでした。しかし、ひとりで閉じ込めていても誰にも見つからない。メディアデザインでの活動は、そんな私の力を活かして、みんなで『まだ見ぬ新しいモノ』を発信することができる、素敵な時間でした。

たとえば、文章について。私は小説が大好きなのですが、極端な話、道端に300ページ越えの小説が落ちていても、パッと誰かの目を引いて理解を得ることは難しいですよね。『ネットがあるじゃん!』とか、そういう話は抜きにして、例え話として捉えてください()。でも、それがポスターだったら、絵や写真と組み合わさった文章はキャッチコピーとして誰かの頭に残ります。音楽だったら、文章は詞となり、誰かの心に届きます。ゲームだったら、シナリオとなり、誰かが何度も目で追うでしょう。今挙げたこの3つは、実際、在学中に仲間と一緒に制作しました。そんな風に、メディアデザイン学科の仲間との活動で、自分の想像を越えるアウトプットを実現できました。

大人になった今の私がやっている、漫画原作もそうです。自分の綴ったシナリオ通りでありながらも、作画担当の先生が描くことにより、新たな世界が見える。ネームを拝見するたびに『こういう世界に見えるのか!』『こんなに素敵なシーンになるんだ』と、いつも感動しています。また、小説や漫画も今の時代はメディアミックスを前提として作られていることが多いです。

小説がドラマになったり、アニメになったり。それらは、メディアデザイン学科で学べる様々なクリエイティブ活動とつながっています。未来のクリエイターの原石である仲間が、この学科にはいるはずです。

まわりに見当たらなかったら、教授のお部屋を訪ねてお話ししてみましょう。メディアデザイン学科には、面白くてちょっと変わった(?)教授がたくさんいますよ!

 

今後の天夏さんの活躍を期待しています。